与えられた不等式 $(4x + \frac{1}{x})(x + \frac{9}{x}) \geq 49$ を解く。

代数学不等式二次不等式分数式代数
2025/5/13

1. 問題の内容

与えられた不等式 (4x+1x)(x+9x)49(4x + \frac{1}{x})(x + \frac{9}{x}) \geq 49 を解く。

2. 解き方の手順

まず、不等式の左辺を展開します。
(4x+1x)(x+9x)=4x2+36+1+9x2=4x2+9x2+37(4x + \frac{1}{x})(x + \frac{9}{x}) = 4x^2 + 36 + 1 + \frac{9}{x^2} = 4x^2 + \frac{9}{x^2} + 37
したがって、不等式は
4x2+9x2+37494x^2 + \frac{9}{x^2} + 37 \geq 49
4x2+9x2124x^2 + \frac{9}{x^2} \geq 12
x2=tx^2 = t とおくと、t>0t > 0 であり、
4t+9t124t + \frac{9}{t} \geq 12
両辺に tt をかけて整理すると
4t212t+904t^2 - 12t + 9 \geq 0
(2t3)20(2t - 3)^2 \geq 0
この不等式は、2t3=02t - 3 = 0 のときにも成立します。したがって、
2t=32t = 3
t=32t = \frac{3}{2}
x2=t=32x^2 = t = \frac{3}{2} なので、
x=±32=±62x = \pm \sqrt{\frac{3}{2}} = \pm \frac{\sqrt{6}}{2}
ただし、元の不等式を考えると、x0x \neq 0 である必要があります。
また、不等式 (2t3)20(2t-3)^2 \geq 0 は常に成り立つため、t>0t > 0 であれば常に不等式を満たします。
したがって、t=32t = \frac{3}{2} のときに等号が成立します。
xx の範囲は、(2x23/2)20(2x^2 - 3/2)^2 \geq 0 より、すべての実数 xx (x0x \neq 0) で成立します。

3. 最終的な答え

x62x \leq -\frac{\sqrt{6}}{2}, x62x \geq \frac{\sqrt{6}}{2}.
あるいは、x(,62][62,)x \in (-\infty, -\frac{\sqrt{6}}{2}] \cup [\frac{\sqrt{6}}{2}, \infty)

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