与えられた2次方程式を f(x)=x2−2mx+2m2−5 とおきます。 この2次方程式が、ともに1より小さい異なる2つの解を持つための条件は、以下の3つです。
(1) 判別式 D>0 (異なる2つの実数解を持つ) (2) 軸 m<1 (2つの解がともに1より小さい) (3) f(1)>0 (2つの解がともに1より小さい) D=(−2m)2−4(1)(2m2−5)=4m2−8m2+20=−4m2+20 −4m2+20>0 −5<m<5 (2) 軸について計算します。
f(x)=x2−2mx+2m2−5 の軸は x=m です。 (3) f(1) について計算します。 f(1)=12−2m(1)+2m2−5=1−2m+2m2−5=2m2−2m−4 2m2−2m−4>0 m2−m−2>0 (m−2)(m+1)>0 m<−1 または m>2 上記の3つの条件をすべて満たす m の範囲を求めます。 (1) −5<m<5 より、約 -2.236 < m < 2.236 (3) m<−1 または m>2 数直線を考えると、
−5<m<−1 が条件をすべて満たします。 また、2<m<5 を満たしますが、m<1 の条件を満たしません。 したがって、求める m の範囲は −5<m<−1 です。