7人乗りのタクシーと5人乗りのタクシーを合わせて8台使い、47人の客を運びたい。7人乗りのタクシーの料金は800円、5人乗りのタクシーの料金は720円である。全体の料金が6100円を超えないようにするには、7人乗りと5人乗りのタクシーをそれぞれ何台使えばよいか。

算数文章問題連立方程式不等式最適化
2025/5/14

1. 問題の内容

7人乗りのタクシーと5人乗りのタクシーを合わせて8台使い、47人の客を運びたい。7人乗りのタクシーの料金は800円、5人乗りのタクシーの料金は720円である。全体の料金が6100円を超えないようにするには、7人乗りと5人乗りのタクシーをそれぞれ何台使えばよいか。

2. 解き方の手順

7人乗りのタクシーの台数を xx とすると、5人乗りのタクシーの台数は 8x8-x と表せる。
客の人数に関する式は以下の通りになる。
7x+5(8x)=477x + 5(8-x) = 47
料金に関する式は以下の通りになる。
800x+720(8x)6100800x + 720(8-x) \le 6100
まず、客の人数に関する式を解く。
7x+405x=477x + 40 - 5x = 47
2x=72x = 7
x=72=3.5x = \frac{7}{2} = 3.5
タクシーの台数は整数なので、7人乗りのタクシーの台数 xx は整数でなければならない。
xx は整数なので、人数についての式だけでは台数を決定できない。
次に、料金に関する式を解く。
800x+5760720x6100800x + 5760 - 720x \le 6100
80x34080x \le 340
x34080=174=4.25x \le \frac{340}{80} = \frac{17}{4} = 4.25
ここで、7人乗りのタクシーの台数 xx と5人乗りのタクシーの台数 8x8-x はともに正の整数でなければならない。また、x4.25x \le 4.25 である。
xx8x8-x の整数条件と 7x+5(8x)=477x + 5(8-x) = 47 を満たす xx を探す。
7x+405x=477x + 40 - 5x = 47
2x=72x = 7
これは整数解を持たない。しかし、問題文から、客の人数は「47人」と指定されており、合計台数は「8台」と指定されているので、これらの条件を満たす整数解が存在するはずである。
しかし、2x=72x = 7 は整数解を持たないため、条件を満たすタクシーの台数の組み合わせは存在しない。
ここで、問題文に矛盾がある可能性がある。
もし47人の客を乗せる条件を無視すれば、x4.25x \le 4.25 となる。このとき、xは整数なので、x=0,1,2,3,4x=0,1,2,3,4 が考えられる。
800x+720(8x)6100800x+720(8-x) \le 6100をみたす整数xを探す。
x=0x=0のとき 800(0)+720(8)=5760<6100800(0)+720(8) = 5760 < 6100
x=1x=1のとき 800(1)+720(7)=5840<6100800(1)+720(7) = 5840 < 6100
x=2x=2のとき 800(2)+720(6)=5920<6100800(2)+720(6) = 5920 < 6100
x=3x=3のとき 800(3)+720(5)=6000<6100800(3)+720(5) = 6000 < 6100
x=4x=4のとき 800(4)+720(4)=6080<6100800(4)+720(4) = 6080 < 6100
また、客の人数についての条件を満たす可能性を考えると、7x+5(8x)=477x+5(8-x)=47より2x=72x=7となるが、これは整数解をもたない。
しかし、もし47人の制約条件を緩めれば、可能な台数が出てくる。
7人乗りのタクシーを3台、5人乗りのタクシーを5台利用した場合、73+55=21+25=467*3 + 5*5 = 21 + 25 = 46人となり、料金は8003+7205=2400+3600=6000800*3 + 720*5 = 2400 + 3600 = 6000円となる。

3. 最終的な答え

7人乗りタクシーを3台、5人乗りタクシーを5台利用すると、料金は6000円で6100円以下になり、46人を運べる。
問題の条件をすべて満たす整数解は存在しない。ただし、47人を運ぶという条件を46人に緩和すると、7人乗りを3台、5人乗りを5台とすることで、料金は6100円以下になる。
または、7人乗りを4台、5人乗りを4台とすると、料金は6080円で6100円以下になり、74+54=28+20=487*4+5*4=28+20=48人を運べる。

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