問題41:20個の製品の中に4個の不良品がある。この中から3個を同時に取り出すとき、不良品が2個以上含まれる確率を求める。 問題42:2個のサイコロを同時に投げるとき、目の和が5の倍数になる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/5/14

1. 問題の内容

問題41:20個の製品の中に4個の不良品がある。この中から3個を同時に取り出すとき、不良品が2個以上含まれる確率を求める。
問題42:2個のサイコロを同時に投げるとき、目の和が5の倍数になる確率を求める。

2. 解き方の手順

**問題41**
不良品が2個以上含まれる確率は、不良品が2個含まれる確率と不良品が3個含まれる確率の和で求められる。
まず、3個の製品の取り出し方の総数を求める。
これは20個から3個を選ぶ組み合わせなので、
20C3=20!3!(203)!=20×19×183×2×1=10×19×6=1140_{20}C_3 = \frac{20!}{3!(20-3)!} = \frac{20 \times 19 \times 18}{3 \times 2 \times 1} = 10 \times 19 \times 6 = 1140通り
次に、不良品が2個含まれる場合の数を求める。
不良品2個の選び方は 4C2=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り
残りの1個は、不良品ではない16個から選ぶので 16C1=16_{16}C_1 = 16通り
したがって、不良品が2個含まれる場合の数は 6×16=966 \times 16 = 96通り
次に、不良品が3個含まれる場合の数を求める。
不良品3個の選び方は 4C3=4!3!1!=4×3×23×2×1=4_{4}C_3 = \frac{4!}{3!1!} = \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} = 4通り
したがって、不良品が2個以上含まれる場合の数は、96+4=10096 + 4 = 100通り
不良品が2個以上含まれる確率は、
1001140=10114=557\frac{100}{1140} = \frac{10}{114} = \frac{5}{57}
**問題42**
2個のサイコロの目の和が5の倍数になるのは、5または10の場合である。
2個のサイコロの目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36通り
目の和が5になるのは、
(1, 4), (2, 3), (3, 2), (4, 1) の4通り
目の和が10になるのは、
(4, 6), (5, 5), (6, 4) の3通り
したがって、目の和が5の倍数になるのは、4 + 3 = 7通り
目の和が5の倍数になる確率は、736\frac{7}{36}

3. 最終的な答え

問題41:557\frac{5}{57}
問題42:736\frac{7}{36}

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