与えられた物理の問題は5つの小問から構成されています。 (1) 質量4.0kgの物体が、初速度36km/hから0.5秒後に7.2km/hまで減速したときに作用した力と、7.2km/hを維持するための力を求める問題。 (2) 質量2000kgの物体に作用する重力の大きさを求める問題。重力加速度は9.8m/s^2。 (3) 質量0.15kgのボールを鉛直上方に30m/sで投げ上げたときの、ボールが手から離れた直後と最高点で静止したときに作用する重力の大きさを求める問題。 (4) 質量15kgの台車が9.6m/sで運動している。60Nの力で減速させたときに停止するまでの時間と、1.5秒で停止させるために必要な力を求める問題。 (5) 質量20kgの物体がx軸上を運動している。t=2.2sで20.0m/s、t=3.0sで4.0m/sであったとき、加速度のx成分と、物体に作用する力のx成分と大きさFを求める問題。

応用数学力学運動加速度重力物理
2025/5/14
以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

与えられた物理の問題は5つの小問から構成されています。
(1) 質量4.0kgの物体が、初速度36km/hから0.5秒後に7.2km/hまで減速したときに作用した力と、7.2km/hを維持するための力を求める問題。
(2) 質量2000kgの物体に作用する重力の大きさを求める問題。重力加速度は9.8m/s^2。
(3) 質量0.15kgのボールを鉛直上方に30m/sで投げ上げたときの、ボールが手から離れた直後と最高点で静止したときに作用する重力の大きさを求める問題。
(4) 質量15kgの台車が9.6m/sで運動している。60Nの力で減速させたときに停止するまでの時間と、1.5秒で停止させるために必要な力を求める問題。
(5) 質量20kgの物体がx軸上を運動している。t=2.2sで20.0m/s、t=3.0sで4.0m/sであったとき、加速度のx成分と、物体に作用する力のx成分と大きさFを求める問題。

2. 解き方の手順

(1)
まず、速度の単位をm/sに変換します。
36km/h=36×10003600m/s=10m/s36 km/h = 36 \times \frac{1000}{3600} m/s = 10 m/s
7.2km/h=7.2×10003600m/s=2m/s7.2 km/h = 7.2 \times \frac{1000}{3600} m/s = 2 m/s
加速度 aaΔvΔt=2100.5=16m/s2\frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{2 - 10}{0.5} = -16 m/s^2
FFF=ma=4.0×(16)=64NF = ma = 4.0 \times (-16) = -64 N
したがって、力の大きさは64 N。
7.2km/hを維持するためには力が不要(摩擦がない仮定)。
(2)
重力 WWW=mg=2000kg×9.8m/s2=19600NW = mg = 2000 kg \times 9.8 m/s^2 = 19600 N
(3)
重力 WWW=mg=0.15kg×9.8m/s2=1.47NW = mg = 0.15 kg \times 9.8 m/s^2 = 1.47 N
重力は常に下向きに作用するため、手から離れた直後も最高点でも重力の大きさは1.47 N。
(4)
F=maF = ma より、加速度 a=Fm=60N15kg=4m/s2a = \frac{F}{m} = \frac{-60 N}{15 kg} = -4 m/s^2
停止するまでの時間 ttv=v0+atv = v_0 + at より、0=9.6+(4)t0 = 9.6 + (-4)t、したがって、t=9.64=2.4st = \frac{9.6}{4} = 2.4 s
1.5秒で停止させるために必要な力 FF' は、加速度 a=09.61.5=6.4m/s2a' = \frac{0 - 9.6}{1.5} = -6.4 m/s^2
F=ma=15×(6.4)=96NF' = ma' = 15 \times (-6.4) = -96 N
したがって、力の大きさは96 N。
(5)
加速度 ax=ΔvxΔt=4.020.03.02.2=160.8=20m/s2a_x = \frac{\Delta v_x}{\Delta t} = \frac{4.0 - 20.0}{3.0 - 2.2} = \frac{-16}{0.8} = -20 m/s^2
Fx=max=20×(20)=400NF_x = ma_x = 20 \times (-20) = -400 N
したがって、力の大きさ F=Fx=400=400NF = |F_x| = |-400| = 400 N

3. 最終的な答え

(1) 作用した力の大きさ: 64 N, 維持に必要な力: 0 N
(2) 重力の大きさ: 19600 N
(3) 手から離れた直後の重力の大きさ: 1.47 N, 最高点での重力の大きさ: 1.47 N
(4) 停止するまでの時間: 2.4 s, 1.5秒で停止させるために必要な力の大きさ: 96 N
(5) 加速度のx成分: -20 m/s^2, 力のx成分: -400 N, 力の大きさ: 400 N

「応用数学」の関連問題

与えられた公式に値を代入して、$g$ の値を計算する問題です。 公式は、$g = \frac{4\pi^2}{T^2} \left\{ l + r + \frac{2r^2}{5(l+r)} \rig...

公式代入計算物理
2025/5/14

与えられた数式 $g = \frac{4\pi^2}{T^2}\left[l+r+\frac{2r^2}{5(l+r)}\right]$ に、与えられた数値 $T = 2.0702$, $l = 1....

物理公式代入数値計算
2025/5/14

問題は、与えられた式 $g = \frac{4\pi^2}{T^2} \left\{ l+r + \frac{2r^2}{5(l+r)} \right\}$ に、与えられた値 $T=2.0702$, ...

物理数値計算代入公式
2025/5/14

問題は、与えられた式に数値 $T=2.0702$, $l=1.0384$, $r=0.0019$, $\pi=3.1416$ を代入して、$g$の値を計算することです。式は次のとおりです。 $g = ...

物理学公式数値計算代入
2025/5/14

与えられた公式と数値を用いて、重力加速度 $g$ を計算する問題です。 公式は $g = \frac{4\pi^2}{T^2} \left[ l + r + \frac{2r^2}{5(l+r)} \...

物理重力加速度公式数値計算
2025/5/14

問題は、与えられた式 $g = \frac{4\pi^2}{T^2} \left[l+r+\frac{2r^2}{5(l+r)}\right]$ に、指定された値 $T=2.0702$, $l=103...

物理公式数値計算
2025/5/14

図に示す2つの力 $\vec{F_1}$ と $\vec{F_2}$ があるとき、以下の問いに答えます。 (1) $\vec{F_1}$ と $\vec{F_2}$ の合力を図示せよ。 (2) 合力の...

ベクトル力の合成ベクトルの成分ピタゴラスの定理物理
2025/5/14

ある物体の速度のx成分が4.0 m/s、y成分が3.0 m/sであるとき、物体の速さvは何m/sか。

ベクトル速度ピタゴラスの定理物理
2025/5/14

与えられた問題は、運動方程式、特にニュートンの運動法則に関するものです。 (1) 質量 $3.0\,\text{kg}$ の物体が $0.7\,\text{m/s}^2$ の加速度で加速しているとき、...

運動方程式ニュートンの運動法則力学加速度質量等速直線運動微分積分
2025/5/14

質量$M$の台が摩擦のない水平面上に置かれており、その下端に質量$m$の小球が初速度$v$で打ち込まれた。小球は台の上を上り始め、台は水平方向に移動し始めた。小球が台上および水平面内を移動するものとし...

力学運動量保存エネルギー保存物理
2025/5/14