質量$M$の台が摩擦のない水平面上に置かれており、その下端に質量$m$の小球が初速度$v$で打ち込まれた。小球は台の上を上り始め、台は水平方向に移動し始めた。小球が台上および水平面内を移動するものとして、以下の問いに答えよ。 (1) 小球が最高点に達したときの小球の水平面からの高さを求めよ。 (2) 小球が再び台の下端に達した時の小球の速度を求めよ。
2025/5/14
1. 問題の内容
質量の台が摩擦のない水平面上に置かれており、その下端に質量の小球が初速度で打ち込まれた。小球は台の上を上り始め、台は水平方向に移動し始めた。小球が台上および水平面内を移動するものとして、以下の問いに答えよ。
(1) 小球が最高点に達したときの小球の水平面からの高さを求めよ。
(2) 小球が再び台の下端に達した時の小球の速度を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
小球が最高点に達したとき、小球と台の速度は等しくなる。この速度をとする。
水平方向の運動量保存の法則より、
よって、
エネルギー保存の法則より、最高点の高さをとすると、
(2)
小球が再び台の下端に達したときの小球の速度を、台の速度をとする。
水平方向の運動量保存の法則より、
エネルギー保存の法則より、
運動量保存の式から。これをエネルギー保存の式に代入すると、
これをについて解くと、
は初期状態なので、
よって、
3. 最終的な答え
(1) 小球が最高点に達したときの水平面からの高さ:
(2) 小球が再び台の下端に達した時の小球の速度: