袋の中に赤玉2個、白玉2個、青玉1個が入っている。この袋から2個の玉を同時に取り出したとき、赤玉の個数をX、白玉の個数をYとする。 以下の確率を求めよ。 $P(X=0, Y=0)$, $P(X=0, Y=1)$, $P(X=0, Y=2)$, $P(X=1, Y=0)$, $P(X=1, Y=1)$, $P(X=1, Y=2)$, $P(X=2, Y=0)$, $P(X=2, Y=1)$, $P(X=2, Y=2)$, $P(X=0)$, $P(X=1)$, $P(X=2)$, $P(Y=0)$, $P(Y=1)$

確率論・統計学確率組み合わせ確率分布
2025/5/15

1. 問題の内容

袋の中に赤玉2個、白玉2個、青玉1個が入っている。この袋から2個の玉を同時に取り出したとき、赤玉の個数をX、白玉の個数をYとする。
以下の確率を求めよ。
P(X=0,Y=0)P(X=0, Y=0), P(X=0,Y=1)P(X=0, Y=1), P(X=0,Y=2)P(X=0, Y=2), P(X=1,Y=0)P(X=1, Y=0), P(X=1,Y=1)P(X=1, Y=1), P(X=1,Y=2)P(X=1, Y=2), P(X=2,Y=0)P(X=2, Y=0), P(X=2,Y=1)P(X=2, Y=1), P(X=2,Y=2)P(X=2, Y=2), P(X=0)P(X=0), P(X=1)P(X=1), P(X=2)P(X=2), P(Y=0)P(Y=0), P(Y=1)P(Y=1)

2. 解き方の手順

まず、全部で5個の玉から2個を取り出す組み合わせの総数を求める。
これは 5C2=5!2!(52)!=5×42×1=10_{5}C_{2} = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通りである。
次に、それぞれの確率を計算する。
P(X=0,Y=0)P(X=0, Y=0): 赤玉も白玉も選ばないということは、青玉2個を選ばなければならないが、青玉は1個しかないため、ありえない。
P(X=0,Y=0)=0P(X=0, Y=0) = 0
P(X=0,Y=1)P(X=0, Y=1): 赤玉を選ばず、白玉を1個選ぶ。残りの1個は青玉を選ぶ必要がある。
P(X=0,Y=1)=2C1×1C15C2=2×110=210=0.2P(X=0, Y=1) = \frac{_{2}C_{1} \times _{1}C_{1}}{_{5}C_{2}} = \frac{2 \times 1}{10} = \frac{2}{10} = 0.2
P(X=0,Y=2)P(X=0, Y=2): 赤玉を選ばず、白玉を2個選ぶ。
P(X=0,Y=2)=2C25C2=110=0.1P(X=0, Y=2) = \frac{_{2}C_{2}}{_{5}C_{2}} = \frac{1}{10} = 0.1
P(X=1,Y=0)P(X=1, Y=0): 赤玉を1個選び、白玉を選ばない。残りの1個は青玉を選ぶ必要がある。
P(X=1,Y=0)=2C1×1C15C2=2×110=210=0.2P(X=1, Y=0) = \frac{_{2}C_{1} \times _{1}C_{1}}{_{5}C_{2}} = \frac{2 \times 1}{10} = \frac{2}{10} = 0.2
P(X=1,Y=1)P(X=1, Y=1): 赤玉を1個、白玉を1個選ぶ。
P(X=1,Y=1)=2C1×2C15C2=2×210=410=0.4P(X=1, Y=1) = \frac{_{2}C_{1} \times _{2}C_{1}}{_{5}C_{2}} = \frac{2 \times 2}{10} = \frac{4}{10} = 0.4
P(X=1,Y=2)P(X=1, Y=2): 赤玉を1個選び、白玉を2個選ぶが、これはありえない。
P(X=1,Y=2)=0P(X=1, Y=2) = 0
P(X=2,Y=0)P(X=2, Y=0): 赤玉を2個選び、白玉を選ばない。
P(X=2,Y=0)=2C25C2=110=0.1P(X=2, Y=0) = \frac{_{2}C_{2}}{_{5}C_{2}} = \frac{1}{10} = 0.1
P(X=2,Y=1)P(X=2, Y=1): 赤玉を2個選び、白玉を1個選ぶが、これはありえない。
P(X=2,Y=1)=0P(X=2, Y=1) = 0
P(X=2,Y=2)P(X=2, Y=2): 赤玉を2個選び、白玉を2個選ぶが、これはありえない。
P(X=2,Y=2)=0P(X=2, Y=2) = 0
P(X=0)=P(X=0,Y=0)+P(X=0,Y=1)+P(X=0,Y=2)=0+0.2+0.1=0.3P(X=0) = P(X=0, Y=0) + P(X=0, Y=1) + P(X=0, Y=2) = 0 + 0.2 + 0.1 = 0.3
P(X=1)=P(X=1,Y=0)+P(X=1,Y=1)+P(X=1,Y=2)=0.2+0.4+0=0.6P(X=1) = P(X=1, Y=0) + P(X=1, Y=1) + P(X=1, Y=2) = 0.2 + 0.4 + 0 = 0.6
P(X=2)=P(X=2,Y=0)+P(X=2,Y=1)+P(X=2,Y=2)=0.1+0+0=0.1P(X=2) = P(X=2, Y=0) + P(X=2, Y=1) + P(X=2, Y=2) = 0.1 + 0 + 0 = 0.1
P(Y=0)=P(X=0,Y=0)+P(X=1,Y=0)+P(X=2,Y=0)=0+0.2+0.1=0.3P(Y=0) = P(X=0, Y=0) + P(X=1, Y=0) + P(X=2, Y=0) = 0 + 0.2 + 0.1 = 0.3
P(Y=1)=P(X=0,Y=1)+P(X=1,Y=1)+P(X=2,Y=1)=0.2+0.4+0=0.6P(Y=1) = P(X=0, Y=1) + P(X=1, Y=1) + P(X=2, Y=1) = 0.2 + 0.4 + 0 = 0.6

3. 最終的な答え

P(X = 0, Y = 0) = 0
P(X = 0, Y = 1) = 0.2
P(X = 0, Y = 2) = 0.1
P(X = 1, Y = 0) = 0.2
P(X= 1, Y = 1) = 0.4
P(X = 1, Y = 2) = 0
P(X=2, Y = 0) = 0.1
P(X=2, Y=1) = 0
P(X = 2, Y = 2) = 0
P(X = 0) = 0.3
P(X= 1) = 0.6
P(X = 2) = 0.1
P(Y = 0) = 0.3
P(Y = 1) = 0.6

「確率論・統計学」の関連問題

8個の球が入った袋が3つ(A, B, C)あります。それぞれの袋には1から8までの異なる数字が書かれた球が入っています。A, B, Cから1個ずつ球を取り出し、取り出した球に書かれた数をそれぞれ$a$...

確率組み合わせ確率分布
2025/5/15

1枚のコインを5回投げるとき、3回目に初めて表が出る確率を求めよ。選択肢の中から正しいものを選ぶ。

確率コイン独立試行
2025/5/15

5個の文字 a, a, b, b, c から3個の文字を選んで、1列に並べる方法は何通りあるかを求める。

組み合わせ順列場合の数
2025/5/15

バス停AからBへ行くのに4種類のバス路線がある。AからBまで行って帰ってくる時、以下の2つの場合について、往復に利用する路線の選び方は何通りあるか。 (1) 往復で同じ路線を利用してもよい。 (2) ...

組み合わせ場合の数選択肢
2025/5/15

男子4人、女子3人が横一列に並ぶとき、以下の条件を満たす並び方は何通りあるか。 (1) 両端が女子 (2) 少なくとも一方の端が男子 (3) 女子はすべて隣り合う (4) 女子どうしが隣り合わない

順列組み合わせ場合の数条件付き確率
2025/5/15

50人のクラスで、A, Bの2つの問題のテストを行った。Aの正解者は40人、Bの正解者は30人、AとBともに正解した人は26人であった。 (1) AまたはBに正解した人は何人いるか。 (2) AもBも...

集合ベン図排反事象
2025/5/15

袋の中に赤玉が3個、白玉が4個入っている。この袋から同時に2個の玉を取り出すとき、2個とも同じ色である確率を求めよ。

確率組み合わせ事象
2025/5/15

AとBがサイコロを投げ合うゲームについて、n回目にAがサイコロを投げる確率を$a_n$、Bがサイコロを投げる確率を$b_n$とする。初期値$a_1$, $b_1$, $a_2$, $b_2$を求め、$...

確率漸化式確率過程
2025/5/15

この問題は、確率に関する問題です。 問題8:1個のサイコロを投げたとき、「2以下の目が出る」という事象をA、「3の倍数の目が出る」という事象をBとします。P(A), P(B), P(A∪B) を求めな...

確率事象サイコロくじ
2025/5/15

問題7:白玉6個と赤玉4個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 2個とも白玉である確率 (2) 白玉と赤玉が1個ずつ出る確率 問題8:1個のさいころを投げるとき、...

確率組み合わせ事象確率の計算
2025/5/15