まず、初期値を求めます。
- 1回目にAが投げるので、a1=1, b1=0 - 2回目にAが投げる確率は、1回目にAが1, 2, 3の目を出す場合なので、a2=63=21。 - 2回目にBが投げる確率は、1回目にAが4, 5の目を出す場合なので、b2=62=31。 次に、an+1とbn+1をanとbnで表します。 - Aがn+1回目に投げるのは、n回目にAが投げて1, 2, 3の目を出すか、Bが投げて4, 5の目を出すかのいずれかである。
従って、an+1=63an+62bn=21an+31bn - Bがn+1回目に投げるのは、n回目にAが投げて4, 5の目を出すか、Bが投げて1, 2, 3の目を出すかのいずれかである。
従って、bn+1=62an+63bn=31an+21bn 最後に、an+bnとan−bnをnの式で表します。 an+1+bn+1=(21an+31bn)+(31an+21bn)=(21+31)an+(31+21)bn=65(an+bn) a1+b1=1+0=1なので、an+bn=(65)n−1 an+1−bn+1=(21an+31bn)−(31an+21bn)=(21−31)an+(31−21)bn=61(an−bn) a1−b1=1−0=1なので、an−bn=(61)n−1