$x(x + \frac{1}{x})^8$ を展開して $x$ について整理したときの定数項を求める。

代数学二項定理展開定数項組み合わせ
2025/5/15

1. 問題の内容

x(x+1x)8x(x + \frac{1}{x})^8 を展開して xx について整理したときの定数項を求める。

2. 解き方の手順

二項定理より、(x+1x)8(x + \frac{1}{x})^8 の一般項は
{}_8 C_r x^{8-r} (\frac{1}{x})^r = {}_8 C_r x^{8-r} x^{-r} = {}_8 C_r x^{8-2r}
したがって、x(x+1x)8x(x + \frac{1}{x})^8 の一般項は
x \cdot {}_8 C_r x^{8-2r} = {}_8 C_r x^{9-2r}
定数項となるのは、 92r=09-2r = 0 のときであるが、rr は整数なので、92r=09-2r=0 となる整数 rr は存在しない。
しかし、問題文が間違っている可能性も考慮して、x0x^0の項を計算する代わりに、x(x+1x)8x(x + \frac{1}{x})^8においてx0x^0の項ではなく、x1x^{-1}の項を計算すると、xxが約分されて定数項になる。
定数項となるのは、92r=19-2r = -1のとき。つまり、2r=102r = 10より、r=5r = 5のときである。
このとき、一般項は
{}_8 C_5 x^{9-2(5)} = {}_8 C_5 x^{-1}
したがって、定数項は
{}_8 C_5 = \frac{8!}{5!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56

3. 最終的な答え

56

「代数学」の関連問題

与えられた式 $(x-2)(x+5)(x-5)(x+2)$ を展開し、整理して簡単にしてください。

式の展開因数分解多項式
2025/5/15

与えられた数学の問題は、主に以下の3つのカテゴリに分かれています。 * 式の展開:指定された式を展開する。 * 因数分解:指定された式を因数分解する。 * 多項式の問題:最大公...

多項式因数分解最大公約数最小公倍数余りの定理割り算
2025/5/15

与えられた式 $(x+1)(x-1)(x-2)(x-4)$ を展開し、整理せよ。

多項式の展開因数分解式の整理
2025/5/15

与えられた式 $x(x+1)(x+2)(x+3)$ を展開し、整理すること。

多項式の展開因数分解置換
2025/5/15

関数 $f(x) = ax + b$ の逆関数を $f^{-1}(x)$ とするとき、$f^{-1}(5) = 4$ かつ $f^{-1}(-5) = -1$ を満たす定数 $a, b$ の値を求める...

一次関数逆関数連立方程式
2025/5/15

与えられた式は $-2xe^{-1}$ です。これを単純化します。

簡略化指数関数
2025/5/15

与えられた多項式 $4x^2y - 4x^2z + y^2z - y^3$ を因数分解してください。

因数分解多項式平方の差
2025/5/15

与えられた式 $(x-1)(x-2)(x+3)(x+4)+4$ を因数分解せよ。

因数分解二次式多項式
2025/5/15

$(3x+y)^3 - (3x-y)^3$を展開せよ。

展開因数分解多項式
2025/5/15

2つのベクトル $\vec{a} = (3, -4)$ と $\vec{b} = (-2x + 3, 3x - 7)$ が平行になるように、$x$ の値を求める問題です。

ベクトル平行連立方程式スカラー倍
2025/5/15