与えられた数列の一般項 $a_n$ を $n$ の式で表す問題です。 (1) は $4, 8, 12, 16, ...$ という4の倍数が並んだ数列です。 (2) は $-3, 3, -3, 3, ...$ という-3と3が交互に並んだ数列です。

代数学数列一般項等差数列場合分け
2025/5/15

1. 問題の内容

与えられた数列の一般項 ana_nnn の式で表す問題です。
(1) は 4,8,12,16,...4, 8, 12, 16, ... という4の倍数が並んだ数列です。
(2) は 3,3,3,3,...-3, 3, -3, 3, ... という-3と3が交互に並んだ数列です。

2. 解き方の手順

(1)
この数列は、初項4、公差4の等差数列です。等差数列の一般項の公式は、an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d です。ここで、a1a_1 は初項、dd は公差です。
この問題では、a1=4a_1 = 4d=4d = 4 なので、一般項は次のようになります。
an=4+(n1)4a_n = 4 + (n-1)4
an=4+4n4a_n = 4 + 4n - 4
an=4na_n = 4n
(2)
この数列は、-3と3が交互に現れる数列です。この数列の一般項を求めるには、nn が偶数か奇数かで場合分けをします。
nn が奇数のとき、an=3a_n = -3
nn が偶数のとき、an=3a_n = 3
このことを一つの式で表すために、(-1)の累乗を利用します。(1)n(-1)^n は、nn が偶数の時に1、nn が奇数の時に-1となります。従って、(1)n3(-1)^n \cdot 3 は、nn が偶数の時に3、nn が奇数の時に-3となります。
そこで、an=(1)n3a_n = (-1)^n \cdot 3 または an=3(1)na_n=3(-1)^n と表すことができます。

3. 最終的な答え

(1) an=4na_n = 4n
(2) an=3(1)na_n = 3(-1)^n

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