6つの面を持つサイコロを2つ振ったとき、出た目の積が6の倍数になる組み合わせの数を求める。

確率論・統計学確率場合の数サイコロ倍数
2025/5/16

1. 問題の内容

6つの面を持つサイコロを2つ振ったとき、出た目の積が6の倍数になる組み合わせの数を求める。

2. 解き方の手順

2つのサイコロの出目をそれぞれaabbとする。
aabbはそれぞれ1から6の整数である。
a×ba \times b が6の倍数になる条件を考える。a×ba \times b が6の倍数であるためには、a×ba \times b が2の倍数かつ3の倍数である必要がある。
すべての組み合わせは6×6=366 \times 6 = 36通り。
6の倍数にならない組み合わせを数え、全体から引く方が簡単。
積が6の倍数にならないのは、以下のケース。
* aabbのどちらも3の倍数でない場合。
* a{1,2,4,5},b{1,2,4,5}a \in \{1, 2, 4, 5\}, b \in \{1, 2, 4, 5\}: 4×4=164 \times 4 = 16通り
* aaまたはbbのどちらかが3の倍数であるが、どちらも2の倍数でない場合。
* a{3,6},b{1,3,5}a \in \{3, 6\}, b \in \{1, 3, 5\}: 2×3=62 \times 3 = 6通り
* a{1,3,5},b{3,6}a \in \{1, 3, 5\}, b \in \{3, 6\}: 3×2=63 \times 2 = 6通り
ただし、aabbの両方が3の倍数でかつ両方とも2の倍数でないケース(例えば(3,3))は重複して数えているので除外する必要がある。
そのようなケースはないので、重複して数えるケースはない。
a×ba \times bが6の倍数にならない組み合わせの数は 16+6+6=2816 + 6 + 6 = 28
したがって、a×ba \times b が6の倍数になる組み合わせの数は 3628=836 - 28 = 8通り。
別解:
6の倍数になる条件は, 積が6で割り切れること。
積が6の倍数になる組み合わせを直接数える。
(1,6),(2,3),(2,6),(3,2),(3,4),(3,6),(4,3),(4,6),(5,6),(6,1),(6,2),(6,3),(6,4),(6,5),(6,6)
(6,1),(3,2)のように順番を入れ替えた組み合わせも考える。
6を含む組み合わせ: (1,6), (2,6), (3,6), (4,6), (5,6), (6,1), (6,2), (6,3), (6,4), (6,5), (6,6)の11通り
6を含まない組み合わせ: (2,3),(3,2),(3,4),(4,3)の4通り
したがって全部で15通り。
しかし、6,1と1,6のように重複して数えている組み合わせもあるので、この方法だと正しく数えられない。
すべての組み合わせから、6の倍数にならない組み合わせを引く方法が正しい。

3. 最終的な答え

8通り

「確率論・統計学」の関連問題

2回コインを投げる試行における、いくつかの事象(A, B, C, D)が定義されています。これらの事象の和事象($\cup$)の中で、全体集合Uと等しくなるものを選択します。

確率集合事象和事象コイン
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられている。 このとき、選択肢の中から根元事象であるものをすべて選択する。

確率標本空間根元事象事象
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられている。 以下の事象A, B, C, Dについて考える。 A: 2回とも表が出る事象 B: 2回とも裏...

確率標本空間事象和事象排反事象
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。事象A, B, C, Dがそれぞれ定義されており、これらの和事象のうち、標本空間Uと一致する...

確率標本空間事象和事象
2025/5/19

コインを2回投げる試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。 それぞれの事象に対して、排反となる事象を選択肢から選ぶ問題です。 排反とは、2つの事象が...

確率標本空間事象排反事象
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。このとき、与えられた事象の中から根元事象であるものを全て選びます。

確率標本空間事象根元事象
2025/5/19

10本のくじがあり、その内訳は1等が1本、2等が3本、残りがはずれくじ(6本)です。この中から同時に3本引くとき、以下の確率を求めます。 (ア) 当たりくじを少なくとも1本引く確率 (イ) 1等、2等...

確率組み合わせ余事象場合の数
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。 以下の事象が定義されています。 $A$: 2回とも表が出る事象 $B$: 2回とも裏が出る...

確率標本空間事象和事象
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。事象 A, B, C, D がそれぞれ定義されています。 A: 2回とも表が出る事象 B: ...

確率標本空間事象和事象コイン
2025/5/19

コインを2回振る試行における標本空間 $U = \{HH, HT, TH, TT\}$ が与えられています。 事象A, B, C, D が定義されており、 A: 2回とも表が出る事象 B: 2回とも裏...

確率標本空間事象和事象集合
2025/5/19