1. 問題の内容
6つの面を持つサイコロを2つ振ったとき、出た目の積が6の倍数になる組み合わせの数を求める。
2. 解き方の手順
2つのサイコロの出目をそれぞれととする。
とはそれぞれ1から6の整数である。
積 が6の倍数になる条件を考える。 が6の倍数であるためには、 が2の倍数かつ3の倍数である必要がある。
すべての組み合わせは通り。
6の倍数にならない組み合わせを数え、全体から引く方が簡単。
積が6の倍数にならないのは、以下のケース。
* とのどちらも3の倍数でない場合。
* : 通り
* またはのどちらかが3の倍数であるが、どちらも2の倍数でない場合。
* : 通り
* : 通り
ただし、との両方が3の倍数でかつ両方とも2の倍数でないケース(例えば(3,3))は重複して数えているので除外する必要がある。
そのようなケースはないので、重複して数えるケースはない。
が6の倍数にならない組み合わせの数は 。
したがって、 が6の倍数になる組み合わせの数は 通り。
別解:
6の倍数になる条件は, 積が6で割り切れること。
積が6の倍数になる組み合わせを直接数える。
(1,6),(2,3),(2,6),(3,2),(3,4),(3,6),(4,3),(4,6),(5,6),(6,1),(6,2),(6,3),(6,4),(6,5),(6,6)
(6,1),(3,2)のように順番を入れ替えた組み合わせも考える。
6を含む組み合わせ: (1,6), (2,6), (3,6), (4,6), (5,6), (6,1), (6,2), (6,3), (6,4), (6,5), (6,6)の11通り
6を含まない組み合わせ: (2,3),(3,2),(3,4),(4,3)の4通り
したがって全部で15通り。
しかし、6,1と1,6のように重複して数えている組み合わせもあるので、この方法だと正しく数えられない。
すべての組み合わせから、6の倍数にならない組み合わせを引く方法が正しい。
3. 最終的な答え
8通り