10本のくじがあり、その内訳は1等が1本、2等が3本、残りがはずれくじ(6本)です。この中から同時に3本引くとき、以下の確率を求めます。 (ア) 当たりくじを少なくとも1本引く確率 (イ) 1等、2等、はずれくじをそれぞれ1本ずつ引く確率 (ウ) 引いた3本の中に2等が2本以上ある確率
2025/5/19
1. 問題の内容
10本のくじがあり、その内訳は1等が1本、2等が3本、残りがはずれくじ(6本)です。この中から同時に3本引くとき、以下の確率を求めます。
(ア) 当たりくじを少なくとも1本引く確率
(イ) 1等、2等、はずれくじをそれぞれ1本ずつ引く確率
(ウ) 引いた3本の中に2等が2本以上ある確率
2. 解き方の手順
(ア) 当たりくじを少なくとも1本引く確率
余事象を考えます。つまり、3本ともはずれくじを引く確率を求め、それを1から引きます。
3本ともはずれくじを引く確率は、はずれくじ6本から3本を選ぶ組み合わせを、10本から3本を選ぶ組み合わせで割ったものです。
したがって、当たりくじを少なくとも1本引く確率は、
(イ) 1等、2等、はずれくじをそれぞれ1本ずつ引く確率
1等を1本、2等を1本、はずれを1本引く組み合わせ数を求めます。
1等の引き方は1通り、2等の引き方は3通り、はずれの引き方は6通りです。したがって、1等、2等、はずれをそれぞれ1本ずつ引く組み合わせ数は 通りです。
10本から3本引く全体の組み合わせ数は 通りです。
したがって、求める確率は
(ウ) 引いた3本の中に2等が2本以上ある確率
2等が2本の場合と3本の場合を考えます。
(i) 2等が2本の場合:2等から2本、残り1本は2等以外(1等またははずれ)から選びます。
2等の選び方は 通りです。
残り1本が1等の場合は1通り、はずれの場合は6通りなので、計7通りです。
したがって、2等が2本の場合の組み合わせ数は 通りです。
(ii) 2等が3本の場合:2等から3本すべてを選ぶので、 通りです。
したがって、2等が2本以上ある組み合わせ数は 通りです。
10本から3本引く全体の組み合わせ数は 通りです。
したがって、求める確率は
3. 最終的な答え
(ア)
(イ)
(ウ)