2次方程式 $x^2 + 3x + 5 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、2数 $\alpha + 1, \beta + 1$ を解とする2次方程式を1つ作成する。

代数学二次方程式解と係数の関係解の変換
2025/5/17

1. 問題の内容

2次方程式 x2+3x+5=0x^2 + 3x + 5 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、2数 α+1,β+1\alpha + 1, \beta + 1 を解とする2次方程式を1つ作成する。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次方程式 x2+3x+5=0x^2 + 3x + 5 = 0 の解と係数の関係から、α+β\alpha + \betaαβ\alpha \beta を求める。
解と係数の関係より、
α+β=3\alpha + \beta = -3
αβ=5\alpha \beta = 5
次に、新しい2次方程式の解 α+1\alpha + 1β+1\beta + 1 の和と積を計算する。
和: (α+1)+(β+1)=α+β+2=3+2=1(\alpha + 1) + (\beta + 1) = \alpha + \beta + 2 = -3 + 2 = -1
積: (α+1)(β+1)=αβ+α+β+1=5+(3)+1=3(\alpha + 1)(\beta + 1) = \alpha \beta + \alpha + \beta + 1 = 5 + (-3) + 1 = 3
求める2次方程式を x2+Ax+B=0x^2 + Ax + B = 0 とすると、解と係数の関係より、
(α+1)+(β+1)=A(\alpha + 1) + (\beta + 1) = -A
(α+1)(β+1)=B(\alpha + 1)(\beta + 1) = B
したがって、 A=1-A = -1 より A=1A = 1, B=3B = 3 となる。
したがって、求める2次方程式は
x2+x+3=0x^2 + x + 3 = 0

3. 最終的な答え

x2+x+3=0x^2 + x + 3 = 0

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