$\frac{2}{\sqrt{5}-2}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$a$ と $b$ の値を求めよ。

代数学平方根有理化整数部分小数部分
2025/5/17

1. 問題の内容

252\frac{2}{\sqrt{5}-2} の整数部分を aa、小数部分を bb とするとき、aabb の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、252\frac{2}{\sqrt{5}-2} を有理化します。
分母と分子に 5+2\sqrt{5}+2 を掛けます。
252=2(5+2)(52)(5+2)=2(5+2)54=2(5+2)=25+4\frac{2}{\sqrt{5}-2} = \frac{2(\sqrt{5}+2)}{(\sqrt{5}-2)(\sqrt{5}+2)} = \frac{2(\sqrt{5}+2)}{5-4} = 2(\sqrt{5}+2) = 2\sqrt{5}+4
ここで、5\sqrt{5} の値について考えます。
22=42^2 = 4 であり、32=93^2 = 9 であるため、2<5<32 < \sqrt{5} < 3 が成り立ちます。
より厳密には、2.22=4.842.2^2 = 4.84 であり、2.32=5.292.3^2 = 5.29 であるため、2.2<5<2.32.2 < \sqrt{5} < 2.3 が成り立ちます。
したがって、2.2<5<2.32.2 < \sqrt{5} < 2.3 より、2×2.2<25<2×2.32 \times 2.2 < 2\sqrt{5} < 2 \times 2.3
つまり、4.4<25<4.64.4 < 2\sqrt{5} < 4.6 が成り立ちます。
4.4+4<25+4<4.6+44.4+4 < 2\sqrt{5} + 4 < 4.6 + 4
したがって、8.4<25+4<8.68.4 < 2\sqrt{5}+4 < 8.6 となります。
25+42\sqrt{5}+4 の整数部分 aa は 8 であることがわかります。
小数部分 bb は、b=(25+4)ab = (2\sqrt{5}+4) - a で求められます。
b=(25+4)8=254b = (2\sqrt{5}+4) - 8 = 2\sqrt{5} - 4

3. 最終的な答え

a=8a = 8
b=254b = 2\sqrt{5} - 4

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