与えられた6つの式について、分母を有理化する問題です。

算数分母の有理化平方根式の計算
2025/5/18

1. 問題の内容

与えられた6つの式について、分母を有理化する問題です。

2. 解き方の手順

(1) 35\frac{3}{\sqrt{5}}
分母の5\sqrt{5}を消すために、分子と分母に5\sqrt{5}を掛けます。
35=3×55×5=355\frac{3}{\sqrt{5}} = \frac{3 \times \sqrt{5}}{\sqrt{5} \times \sqrt{5}} = \frac{3\sqrt{5}}{5}
(2) 418\frac{4}{\sqrt{18}}
まず18\sqrt{18}を簡単にします。18=9×2=32\sqrt{18}=\sqrt{9 \times 2}=3\sqrt{2}
418=432\frac{4}{\sqrt{18}} = \frac{4}{3\sqrt{2}}
分母の323\sqrt{2}から2\sqrt{2}を消すために、分子と分母に2\sqrt{2}を掛けます。
432=4×232×2=423×2=426=223\frac{4}{3\sqrt{2}} = \frac{4 \times \sqrt{2}}{3\sqrt{2} \times \sqrt{2}} = \frac{4\sqrt{2}}{3 \times 2} = \frac{4\sqrt{2}}{6} = \frac{2\sqrt{2}}{3}
(3) 15+3\frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{3}}
分母の5+3\sqrt{5}+\sqrt{3}を消すために、分子と分母に53\sqrt{5}-\sqrt{3}を掛けます。(和と差の積の公式を利用)
15+3=1×(53)(5+3)×(53)=5353=532\frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{3}} = \frac{1 \times (\sqrt{5}-\sqrt{3})}{(\sqrt{5}+\sqrt{3}) \times (\sqrt{5}-\sqrt{3})} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{3}}{5 - 3} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{3}}{2}
(4) 372\frac{3}{\sqrt{7}-2}
分母の72\sqrt{7}-2を消すために、分子と分母に7+2\sqrt{7}+2を掛けます。(和と差の積の公式を利用)
372=3×(7+2)(72)×(7+2)=3(7+2)74=3(7+2)3=7+2\frac{3}{\sqrt{7}-2} = \frac{3 \times (\sqrt{7}+2)}{(\sqrt{7}-2) \times (\sqrt{7}+2)} = \frac{3(\sqrt{7}+2)}{7 - 4} = \frac{3(\sqrt{7}+2)}{3} = \sqrt{7}+2
(5) 838+3\frac{\sqrt{8}-\sqrt{3}}{\sqrt{8}+\sqrt{3}}
分母の8+3\sqrt{8}+\sqrt{3}を消すために、分子と分母に83\sqrt{8}-\sqrt{3}を掛けます。(和と差の積の公式を利用)
838+3=(83)×(83)(8+3)×(83)=(83)283=8283+35=112245=1124×65=11465\frac{\sqrt{8}-\sqrt{3}}{\sqrt{8}+\sqrt{3}} = \frac{(\sqrt{8}-\sqrt{3}) \times (\sqrt{8}-\sqrt{3})}{(\sqrt{8}+\sqrt{3}) \times (\sqrt{8}-\sqrt{3})} = \frac{(\sqrt{8}-\sqrt{3})^2}{8 - 3} = \frac{8 - 2\sqrt{8}\sqrt{3} + 3}{5} = \frac{11 - 2\sqrt{24}}{5} = \frac{11 - 2\sqrt{4 \times 6}}{5} = \frac{11 - 4\sqrt{6}}{5}
(6) 255252\frac{2\sqrt{5}-5\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{2}}
分母の52\sqrt{5}-\sqrt{2}を消すために、分子と分母に5+2\sqrt{5}+\sqrt{2}を掛けます。(和と差の積の公式を利用)
255252=(2552)×(5+2)(52)×(5+2)=25×5+25×252×552×252=10+210510103=3103=10\frac{2\sqrt{5}-5\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{2}} = \frac{(2\sqrt{5}-5\sqrt{2}) \times (\sqrt{5}+\sqrt{2})}{(\sqrt{5}-\sqrt{2}) \times (\sqrt{5}+\sqrt{2})} = \frac{2\sqrt{5} \times \sqrt{5} + 2\sqrt{5} \times \sqrt{2} - 5\sqrt{2} \times \sqrt{5} - 5\sqrt{2} \times \sqrt{2}}{5 - 2} = \frac{10 + 2\sqrt{10} - 5\sqrt{10} - 10}{3} = \frac{-3\sqrt{10}}{3} = -\sqrt{10}

3. 最終的な答え

(1) 355\frac{3\sqrt{5}}{5}
(2) 223\frac{2\sqrt{2}}{3}
(3) 532\frac{\sqrt{5}-\sqrt{3}}{2}
(4) 7+2\sqrt{7}+2
(5) 11465\frac{11 - 4\sqrt{6}}{5}
(6) 10-\sqrt{10}

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