6個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5を使って、以下の条件を満たす整数が何個できるかを求めます。ただし、同じ数字は2度以上使わないとします。 (1) 6桁の整数 (2) 6桁の整数で5の倍数

算数順列組み合わせ整数の性質倍数
2025/5/18

1. 問題の内容

6個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5を使って、以下の条件を満たす整数が何個できるかを求めます。ただし、同じ数字は2度以上使わないとします。
(1) 6桁の整数
(2) 6桁の整数で5の倍数

2. 解き方の手順

(1) 6桁の整数の場合
6桁の整数なので、先頭の桁は0以外の数字である必要があります。
まず、先頭の桁の選び方は、0以外の5つの数字(1, 2, 3, 4, 5)から1つを選ぶので、5通りです。
次に、2桁目以降は残りの5つの数字から順番に選ぶことになります。
2桁目の選び方は5通り、3桁目の選び方は4通り、4桁目の選び方は3通り、5桁目の選び方は2通り、6桁目の選び方は1通りです。
したがって、6桁の整数の総数は
5×5×4×3×2×1=5×5!=5×120=6005 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 5 \times 5! = 5 \times 120 = 600通りです。
(2) 6桁の整数で5の倍数の場合
6桁の整数が5の倍数であるためには、一の位が0または5である必要があります。
場合分けして考えます。
(i) 一の位が0の場合
一の位が0の場合、残りの5桁は1, 2, 3, 4, 5の5つの数字を並べることになります。
先頭の桁の選び方は5通り、2桁目の選び方は4通り、3桁目の選び方は3通り、4桁目の選び方は2通り、5桁目の選び方は1通りです。
したがって、この場合の6桁の整数の数は
5×4×3×2×1=5!=1205 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 5! = 120通りです。
(ii) 一の位が5の場合
一の位が5の場合、先頭の桁は0以外の数字を選ぶ必要があります。
したがって、先頭の桁の選び方は、1, 2, 3, 4の4通りです。
次に、2桁目以降は残りの4つの数字(0を含む)から順番に選ぶことになります。
2桁目の選び方は4通り、3桁目の選び方は3通り、4桁目の選び方は2通り、5桁目の選び方は1通りです。
したがって、この場合の6桁の整数の数は
4×4×3×2×1=4×4!=4×24=964 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 4 \times 4! = 4 \times 24 = 96通りです。
(i)と(ii)を合わせると、
120+96=216120 + 96 = 216通りです。

3. 最終的な答え

(1) 6桁の整数:600個
(2) 6桁の整数で5の倍数:216個

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