(1) 2つの三角形において、2組の辺と1組の角がそれぞれ等しいならば、2つの三角形は合同である、という命題の真偽を答える。また、その命題の逆の真偽を答える。 (2) 全ての実数 $x$ について $x^2 + 3x + 1 > 0$ という命題の真偽を答える。
2025/5/18
1. 問題の内容
(1) 2つの三角形において、2組の辺と1組の角がそれぞれ等しいならば、2つの三角形は合同である、という命題の真偽を答える。また、その命題の逆の真偽を答える。
(2) 全ての実数 について という命題の真偽を答える。
2. 解き方の手順
(1) 2組の辺とその間の角が等しい場合は合同であるが、そうでない場合は合同とは限らない。例えば、二等辺三角形で、底角が等しいという条件だけでは合同とは言えない。従って、命題は偽である。
命題の逆は、「2つの三角形が合同ならば、2組の辺と1組の角がそれぞれ等しい」となる。合同であれば対応する辺と角は等しいので、これは真である。
(2) が全ての実数 について成り立つかを調べる。
二次方程式 の判別式を とすると、
であるから、この二次方程式は実数解を持つ。
よって、 のとき、 となり、
となる。
したがって、全ての実数 について とは言えないので、命題は偽である。
3. 最終的な答え
ア: 偽
イ: 真
ウ: 偽