数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とします。等差数列 $\{b_n\}$ は、第3項が5であり、初項から第10項までの和が100です。さらに、$S_n = b_{n+1}b_{n+2}$ ($n = 1, 2, 3, ...$)が成り立っています。 (1) 数列 $\{b_n\}$ の一般項を求めよ。 (2) 数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。 (3) $\sum_{k=1}^{n} \frac{1}{a_k b_k} > \frac{1}{10}$ となるような $n$ の値のうち最小のものを求めよ。
2025/5/18
1. 問題の内容
数列 の初項から第 項までの和を とします。等差数列 は、第3項が5であり、初項から第10項までの和が100です。さらに、 ()が成り立っています。
(1) 数列 の一般項を求めよ。
(2) 数列 の一般項を求めよ。
(3) となるような の値のうち最小のものを求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 数列 の一般項を求める。
等差数列 の初項を 、公差を とすると、
第3項が5であることから、
初項から第10項までの和が100であることから、
この2つの式から と を求める。
より
したがって、数列 の一般項は 。
(2) 数列 の一般項を求める。
より、
()より、
のとき .
は別途計算する必要がある。
のとき、
(3) となるような の値のうち最小のものを求める。
より、
ただし、この式は の計算が違うため、のみ別扱いにする。
項目の式を修正
の場合、
の場合、 , 。
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2) , ()
(3)