ある映画館の入場券には、1300円の大人券、800円の子ども券、2000円の親子ペア券の3種類がある。ある日の入場券の販売額の合計が272900円であり、大人券の販売枚数が親子ペア券の販売枚数の半分より9枚少なく、販売枚数が最も多いのが親子ペア券、次が子ども券、最も少ないのが大人券であったとき、大人券の販売枚数として正しいのはどれか。

代数学連立方程式文章問題不等式一次方程式
2025/5/19

1. 問題の内容

ある映画館の入場券には、1300円の大人券、800円の子ども券、2000円の親子ペア券の3種類がある。ある日の入場券の販売額の合計が272900円であり、大人券の販売枚数が親子ペア券の販売枚数の半分より9枚少なく、販売枚数が最も多いのが親子ペア券、次が子ども券、最も少ないのが大人券であったとき、大人券の販売枚数として正しいのはどれか。

2. 解き方の手順

大人券の枚数をxx、子供券の枚数をyy、親子ペア券の枚数をzzとする。
文章から以下の3つの式が導かれる。
* 1300x+800y+2000z=2729001300x + 800y + 2000z = 272900 (1)
* x=z29x = \frac{z}{2} - 9 (2)
* z>y>xz > y > x (3)
(2)より、z=2x+18z = 2x + 18
これを(1)に代入すると、
1300x+800y+2000(2x+18)=2729001300x + 800y + 2000(2x + 18) = 272900
1300x+800y+4000x+36000=2729001300x + 800y + 4000x + 36000 = 272900
5300x+800y=2369005300x + 800y = 236900
53x+8y=236953x + 8y = 2369
8y=236953x8y = 2369 - 53x
y=236953x8y = \frac{2369 - 53x}{8}
(3)より、2x+18>y>x2x + 18 > y > x
2x+18>236953x8>x2x + 18 > \frac{2369 - 53x}{8} > x
16x+144>236953x>8x16x + 144 > 2369 - 53x > 8x
まず、16x+144>236953x16x + 144 > 2369 - 53x を解く。
69x>222569x > 2225
x>22256932.25x > \frac{2225}{69} \approx 32.25
次に、236953x>8x2369 - 53x > 8x を解く。
2369>61x2369 > 61x
x<23696138.84x < \frac{2369}{61} \approx 38.84
したがって、32.25<x<38.8432.25 < x < 38.84
xxは整数なので、xxは33から38の間の整数。
y=236953x8y = \frac{2369 - 53x}{8} にそれぞれ代入してyyが整数となるものを探す。
x=37x = 37 のとき、y=236953×378=236919618=4088=51y = \frac{2369 - 53 \times 37}{8} = \frac{2369 - 1961}{8} = \frac{408}{8} = 51
z=2x+18=2×37+18=74+18=92z = 2x + 18 = 2 \times 37 + 18 = 74 + 18 = 92
z>y>xz > y > x より、92>51>3792 > 51 > 37 となるので、x=37x = 37は条件を満たす。

3. 最終的な答え

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