AとBが的当てゲームを行い、中心の黒い部分に当たると5点、白い部分に当たると1点が加算される。以下の条件からBが5点の部分に当てた本数を求める。 * Aは5点の部分と1点の部分に当てた本数が同じ。 * AはBよりも3回多く的に当てた。 * AとBが的に当てた合計本数は10本以上15本以下。 * AとBの合計得点差は5点以下であり、Aが勝った。

代数学連立方程式不等式整数問題文章題
2025/5/19

1. 問題の内容

AとBが的当てゲームを行い、中心の黒い部分に当たると5点、白い部分に当たると1点が加算される。以下の条件からBが5点の部分に当てた本数を求める。
* Aは5点の部分と1点の部分に当てた本数が同じ。
* AはBよりも3回多く的に当てた。
* AとBが的に当てた合計本数は10本以上15本以下。
* AとBの合計得点差は5点以下であり、Aが勝った。

2. 解き方の手順

Bが5点の部分に当てた本数を xx とする。
Aが5点の部分に当てた本数を aa とする。
Aが1点の部分に当てた本数も aa である。
Bが1点の部分に当てた本数を yy とする。
AはBよりも3回多く的に当てたので、a+a=x+y+3a + a = x + y + 3。したがって、
2a=x+y+32a = x + y + 3
AとBが的に当てた合計本数は10本以上15本以下なので、2a+x+y102a + x + y \geq 10 かつ 2a+x+y152a + x + y \leq 15
2a=x+y+32a = x + y + 3 を代入すると、x+y+3+x+y10x + y + 3 + x + y \geq 10 かつ x+y+3+x+y15x + y + 3 + x + y \leq 15
整理すると、2x+2y72x + 2y \geq 7 かつ 2x+2y122x + 2y \leq 12
x+y3.5x + y \geq 3.5 かつ x+y6x + y \leq 6x,yx, yは整数なので、x+y4x + y \geq 4 かつ x+y6x + y \leq 6
Aの得点は 5a+a=6a5a + a = 6a 点、Bの得点は 5x+y5x + y 点。
AとBの合計得点差は5点以下であり、Aが勝ったので、6a(5x+y)56a - (5x + y) \leq 5 かつ 6a>5x+y6a > 5x + y
2a=x+y+32a = x + y + 3 より、a=x+y+32a = \frac{x + y + 3}{2}
これを代入すると、6x+y+32(5x+y)56 \cdot \frac{x + y + 3}{2} - (5x + y) \leq 5
3(x+y+3)5xy53(x + y + 3) - 5x - y \leq 5
3x+3y+95xy53x + 3y + 9 - 5x - y \leq 5
2x+2y4-2x + 2y \leq -4
x+y2-x + y \leq -2
yx2y \leq x - 2
x+y4x + y \geq 4 かつ x+y6x + y \leq 6 より、y4xy \geq 4 - x かつ y6xy \leq 6 - x
4xyx24 - x \leq y \leq x - 2 なので、4xx24 - x \leq x - 2
62x6 \leq 2x
3x3 \leq x
x+y6x + y \leq 6 かつ yx2y \leq x - 2 なので、x+x24x + x - 2 \geq 4
6a>5x+y6a > 5x + y より、6x+y+32>5x+y6 \cdot \frac{x + y + 3}{2} > 5x + y
3x+3y+9>5x+y3x + 3y + 9 > 5x + y
2y>2x92y > 2x - 9
y>x92y > x - \frac{9}{2}
x+y6x + y \leq 6 より、y6xy \leq 6 - x
6x>x926 - x > x - \frac{9}{2}
212>2x\frac{21}{2} > 2x
x<214=5.25x < \frac{21}{4} = 5.25
3x<5.253 \leq x < 5.25 なので、xx は3, 4, 5のいずれか。
x=3x = 3 のとき、yx2=1y \leq x - 2 = 1 かつ x+y4x + y \geq 4 より、y1y \geq 1 なので、y=1y = 1
6a>5x+y=166a > 5x + y = 16a=x+y+32=3+1+32=72a = \frac{x + y + 3}{2} = \frac{3 + 1 + 3}{2} = \frac{7}{2}6a=21>166a = 21 > 16
6a(5x+y)=2116=56a - (5x + y) = 21 - 16 = 5。得点差が5以下なのでこれは条件を満たす。
x=4x = 4 のとき、yx2=2y \leq x - 2 = 2 かつ x+y6x + y \leq 6 より、y2y \leq 2x+y4x + y \geq 4より、y0y \geq 0
a=x+y+32=4+y+32=7+y2a = \frac{x + y + 3}{2} = \frac{4 + y + 3}{2} = \frac{7 + y}{2}
6a=3(7+y)=21+3y6a = 3(7 + y) = 21 + 3y
5x+y=20+y5x + y = 20 + y
6a(5x+y)=21+3y20y=1+2y56a - (5x + y) = 21 + 3y - 20 - y = 1 + 2y \leq 5 より、2y42y \leq 4y2y \leq 2
6a=3(7+y)>5x+y6a = 3(7 + y) > 5x + y より、3(7+y)>20+y3(7 + y) > 20 + y21+3y>20+y21 + 3y > 20 + y2y>12y > -1y>0.5y > -0.5
a=x+y+32=4+y+32=7+y2a = \frac{x + y + 3}{2} = \frac{4 + y + 3}{2} = \frac{7 + y}{2}
x=3,y=1x=3, y=1, 2a=3+1+3=72a = 3 + 1 + 3 = 7, a=3.5a = 3.5。Aの得点 6a=216a = 21。Bの得点 5x+y=15+1=165x + y = 15 + 1 = 16AB=5A - B = 5。AがBより3回多く当てている 2a=x+y+32a = x + y + 3, 7=3+1+3=77 = 3 + 1 + 3 = 7
A+BA + Bの合計本数は 2a+x+y=7+3+1=112a + x + y = 7 + 3 + 1 = 11。10本以上15本以下を満たす。
x=3x=3が条件を満たす。

3. 最終的な答え

3本

「代数学」の関連問題

問題は、式 $a(b-c)^2 + b(c-a)^2 + c(a-b)^2 + 8abc$ を因数分解することです。

因数分解多項式
2025/5/19

与えられた式を計算して簡単にします。式は次の通りです。 $(-12x^5y^6 - \frac{8}{15}x^2y^2 \times \frac{9}{4}x^3y^4) \div (-\frac{...

式の計算多項式指数法則分数
2025/5/19

与えられた式 $a(b-c)^2 + b(c-a)^2 + c(a-b)^2 + 8abc$ を展開し、整理して因数分解せよ。

多項式の展開因数分解対称式
2025/5/19

与えられた数式の総和を求める問題です。 $\sum_{k=1}^{n+1} (4k^3 - 1)$

シグマ数列総和多項式
2025/5/19

与えられた問題は、次の和を求めることです。 $\sum_{k=0}^{n-1} \left(-\frac{1}{3}\right)^k$

級数等比数列の和数列
2025/5/19

問題は、絶対値の不等式 $|x| \geq 4$ を解くことです。

絶対値不等式不等式の解法
2025/5/19

$\sum_{k=1}^{n} (k+1)(k-2)$ を計算してください。

数列シグマ展開公式
2025/5/19

$x = \frac{1}{\sqrt{7} - \sqrt{5}}$、$y = \frac{1}{\sqrt{7} + \sqrt{5}}$ のとき、次の式の値を求めます。 (1) $x+y$、 $...

式の計算有理化平方根
2025/5/19

$x = \frac{1}{\sqrt{5} + \sqrt{3}}$、 $y = \frac{1}{\sqrt{5} - \sqrt{3}}$のとき、$x+y$, $xy$, $x^2 + y^2$...

式の計算有理化平方根代入
2025/5/19

与えられた数式の値を計算します。問題は $(\sqrt{2}+\sqrt{3}+\sqrt{6})(\sqrt{2}-\sqrt{3}-\sqrt{6})$ を計算せよ、というものです。

式の計算平方根展開有理化
2025/5/19