(1) 200以下の自然数のうち、9でも12でも割り切れない数の個数を求める。 (2) 200以下の自然数のうち、9の倍数であるが、12の倍数ではない数の個数を求める。

算数集合倍数約数包除原理
2025/5/19

1. 問題の内容

(1) 200以下の自然数のうち、9でも12でも割り切れない数の個数を求める。
(2) 200以下の自然数のうち、9の倍数であるが、12の倍数ではない数の個数を求める。

2. 解き方の手順

(1)
* 200以下の自然数全体の集合をUUとする。
* UUの中で9の倍数の集合をAAUUの中で12の倍数の集合をBBとする。
* 求めるのは、AAにもBBにも属さない要素の個数、つまりn(AB)n(\overline{A} \cap \overline{B})である。
* ド・モルガンの法則より、n(AB)=n(AB)=n(U)n(AB)n(\overline{A} \cap \overline{B}) = n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B)
* n(U)=200n(U) = 200
* n(A)=2009=22n(A) = \lfloor \frac{200}{9} \rfloor = 22x\lfloor x \rfloorxxを超えない最大の整数)
* n(B)=20012=16n(B) = \lfloor \frac{200}{12} \rfloor = 16
* ABA \cap Bは9の倍数かつ12の倍数、つまり9と12の最小公倍数36の倍数。
* n(AB)=20036=5n(A \cap B) = \lfloor \frac{200}{36} \rfloor = 5
* n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=22+165=33n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B) = 22 + 16 - 5 = 33
* n(AB)=n(U)n(AB)=20033=167n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B) = 200 - 33 = 167
(2)
* 求めるのは、9の倍数であるが12の倍数ではない数の個数である。これは、9の倍数の個数から、9の倍数かつ12の倍数(つまり36の倍数)の個数を引けばよい。
* n(A)=2009=22n(A) = \lfloor \frac{200}{9} \rfloor = 22
* n(AB)=20036=5n(A \cap B) = \lfloor \frac{200}{36} \rfloor = 5
* 求める個数はn(A)n(AB)=225=17n(A) - n(A \cap B) = 22 - 5 = 17

3. 最終的な答え

(1) 167
(2) 17

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