まず、与えられた方程式を x2 で割ります(x=0は解ではないので割っても良い)。 x2−x−6+x5−x21=0 次に、項を並び替えて整理します。
(x2−x21)−(x−x5)−6=0 ここで、t=x−x1 とおくと、t2=x2−2+x21 より、x2+x21=t2+2 が成り立ちます。したがって、x2−x21=(x+x1)(x−x1) なので注意が必要です。 方程式は次のように変形できます。
(x2−x21)−(x−x5)−6=0 x2−x21=(x−x1)(x+x1)と変形できることに注意します。 ここで、x−x1=t とおくと、x2+x21=t2+2 となる。また、x+x1=±(x−x1)2+4なので、x+x1=±t2+4となります。 よって、x2−x21=(x−x1)(x+x1)=t(x+x1)となります。 しかし、ここでは別の方法で考えます。
元の式を以下のように変形します。
x2−x−6+x5−x21=0 (x2−x21)−(x−x1)−x4−6=0 これは、x2 で割る方針ではうまくいかないことを示唆しています。 方程式を整理して、x4−x3−6x2+5x−1=0 とします。 f(x)=x4−x3−6x2+5x−1 とおくと、 f(−3)=81+27−54−15−1=38>0 f(−2)=16+8−24−10−1=−11<0 f(0)=−1<0 f(1)=1−1−6+5−1=−2<0 f(2)=16−8−24+10−1=−7<0 f(3)=81−27−54+15−1=14>0 したがって、少なくとも −3<x<−2 と 2<x<3 の間に実数解が存在します。 また、f(x)は4次関数なので、最大で4つの実数解を持つ可能性があります。 f′(x)=4x3−3x2−12x+5 f′′(x)=12x2−6x−12 f(0)=−1<0 なので、x<0 の領域と x>0 の領域で少なくとも1つずつ解を持ちます。 符号変化が2回起こっているので、実数解は少なくとも2つ存在します。
数値計算などにより、さらに解を調べると、4つの実数解が存在することがわかります。