円 $C_1: x^2+y^2+2x-4y+1=0$、円 $C_2: x^2+y^2-4x-12y+32-k=0$、直線 $l: 2x+y-40=0$ が与えられている。 (1) 円 $C_1$ の中心の座標と半径を求める。 (2) 円 $C_1$ の中心をP、円 $C_2$ の中心をQとするとき、2点P,Qの距離を求め、円 $C_1$ と $C_2$ がただ1つの共有点をもつときのkの値を求める。 (3) 円 $C_2$ と直線 $l$ が接するときのkの値を求める。

幾何学円の方程式接線距離平方完成
2025/5/19

1. 問題の内容

C1:x2+y2+2x4y+1=0C_1: x^2+y^2+2x-4y+1=0、円 C2:x2+y24x12y+32k=0C_2: x^2+y^2-4x-12y+32-k=0、直線 l:2x+y40=0l: 2x+y-40=0 が与えられている。
(1) 円 C1C_1 の中心の座標と半径を求める。
(2) 円 C1C_1 の中心をP、円 C2C_2 の中心をQとするとき、2点P,Qの距離を求め、円 C1C_1C2C_2 がただ1つの共有点をもつときのkの値を求める。
(3) 円 C2C_2 と直線 ll が接するときのkの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円 C1C_1 の方程式を平方完成する。
x2+2x+y24y+1=0x^2+2x+y^2-4y+1=0
(x+1)21+(y2)24+1=0(x+1)^2-1+(y-2)^2-4+1=0
(x+1)2+(y2)2=4(x+1)^2+(y-2)^2=4
よって、中心の座標は (1,2)(-1,2)、半径は 4=2\sqrt{4}=2
(2) 円 C2C_2 の方程式を平方完成する。
x24x+y212y+32k=0x^2-4x+y^2-12y+32-k=0
(x2)24+(y6)236+32k=0(x-2)^2-4+(y-6)^2-36+32-k=0
(x2)2+(y6)2=k+8(x-2)^2+(y-6)^2=k+8
よって、円 C2C_2 の中心Qの座標は (2,6)(2,6)
PとQの距離は
PQ=(2(1))2+(62)2=32+42=9+16=25=5PQ=\sqrt{(2-(-1))^2+(6-2)^2}=\sqrt{3^2+4^2}=\sqrt{9+16}=\sqrt{25}=5
C1C_1C2C_2 がただ1つの共有点を持つとき、2つの円が外接または内接する。
外接するとき、PQ=r1+r2PQ=r_1+r_2 より、 5=2+k+85=2+\sqrt{k+8} となる。
k+8=3\sqrt{k+8}=3
k+8=9k+8=9
k=1k=1
内接するとき、PQ=r1r2PQ=|r_1-r_2| より、5=2k+85=|2-\sqrt{k+8}| となる。
2k+8=52-\sqrt{k+8}=5 または 2k+8=52-\sqrt{k+8}=-5
k+8=3-\sqrt{k+8}=3 または k+8=7-\sqrt{k+8}=-7
k+8=3\sqrt{k+8}=-3 は不適。
k+8=7\sqrt{k+8}=7
k+8=49k+8=49
k=41k=41
(3) 円 C2C_2 と直線 ll が接するとき、円 C2C_2 の中心 (2,6)(2,6) と直線 2x+y40=02x+y-40=0 との距離が半径 k+8\sqrt{k+8} に等しい。
2(2)+64022+12=k+8\frac{|2(2)+6-40|}{\sqrt{2^2+1^2}}=\sqrt{k+8}
4+6405=k+8\frac{|4+6-40|}{\sqrt{5}}=\sqrt{k+8}
305=k+8\frac{|-30|}{\sqrt{5}}=\sqrt{k+8}
305=k+8\frac{30}{\sqrt{5}}=\sqrt{k+8}
9005=k+8\frac{900}{5}=k+8
180=k+8180=k+8
k=172k=172

3. 最終的な答え

(1) 中心の座標: (1,2)(-1,2)、半径: 22
(2) PQ=5PQ=5、kの値: 11 または 4141
(3) k=172k=172

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