正六角形の中心が原点Oにあるとき、各頂点は中心Oの周りに60度(3πラジアン)ずつ回転した位置にあります。与えられた頂点をA(1,−4)とします。残りの頂点をB, C, D, E, Fとします。 正六角形の頂点は、原点Oを中心とした回転変換によって求めることができます。回転行列は以下の通りです。
R(θ)=(cosθsinθ−sinθcosθ) ここで、θ=3π です。cos3π=21、sin3π=23 なので、回転行列は R(3π)=(2123−2321) また、θ=−3π のときは、 cos(−3π)=21、sin(−3π)=−23 なので、回転行列は R(−3π)=(21−232321) 与えられた頂点A(1,−4)を基準として、正方向に回転していくと、残りの頂点を求めることができます。 また、反対方向へ回転しても同様に求められます。
A(1, -4)から 3π ずつ回転した点を計算します。 点Aを3π回転させた点をBとすると、 (xByB)=(2123−2321)(1−4)=(21+2323−2) よってBの座標は (21+23,23−2) 点Aを−3π回転させた点をFとすると、 (xFyF)=(21−232321)(1−4)=(21−23−23−2) よってFの座標は (21−23,−23−2) また、対角線上にある頂点Dは、Aの座標に-1を掛けたものです。
CはBを3π回転させた点であり、EはFを−3π回転させた点なので、これらを計算します。 (xCyC)=(2123−2321)(21+2323−2)=(41+3−43+343+3−1/2+23−1)=(23−21433+23) よってCの座標は (23−21,433+23) (xEyE)=(21−232321)(21−23−23−2)=(41−3−43−3−43+3−1/2−23−1)=(−23−21−433+23) よってEの座標は (−23−21,−433+23)