(1) n(A∪B)を求める。 集合の要素の個数に関する公式
n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B) を用いる。n(A)とn(A∩B)の値は分かっているので、n(B)を求める必要がある。しかし、n(B)は与えられていないため、このままではn(A∪B)を求めることができない。そのため、一旦保留して、他の問題を考える。 (2) n(A)を求める。 n(A)は、Aの補集合の要素の個数であり、全体集合Uの要素の個数からAの要素の個数を引いたものに等しい。 n(A)=n(U)−n(A) n(A)=90−45=45 (3) n(B)を求める。 n(B)=n(U)−n(B) n(B)の値が分からないため、このままでは計算できない。 (4) n(A∪B)を求める。 n(A∪B)=n(U)−n(A∪B) n(A∪B)を求める必要がある。 ここで、再度(1)の問題に戻り、問題を解くために必要な情報を整理する。
n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B) n(A∩B)=20、n(A)=45、n(U)=90である。 n(A∪B)≤n(U) である必要がある。
n(A∪B)=n(U)−n(A∪B) n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B) (4) n(A∪B)=n(U)−n(A∪B) n(U)=90なので、n(A∪B)が分かればn(A∪B)が計算できる。 ここで、n(B)を求めることを考える。 条件が不足しており、n(B)を求めることはできない。 しかし、問題文に矛盾がないことを確認するために、
n(A∪B)≤n(U) であることを利用する。
仮にn(B)=xとすると、 n(A∪B)=45+x−20=25+x 25+x≤90 n(B)=n(U)−n(B)=90−x n(A∪B)=90−(45+x−20)=90−(25+x)=65−x 問題文の条件だけでは、n(B)を一意に決定できない。 しかし、n(A∪B)はn(U)を超えないという条件から、n(B)の範囲を求めることができる。 n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B)=45+n(B)−20=25+n(B) n(A∪B)≤n(U)より 25+n(B)≤90 n(B)≤65 問題文より、n(B)を決定できないため、解答はn(B)に依存する形となる。 問題の意図と異なる可能性があるため、解答にはその旨を明記する。
(1) n(A∪B)=25+n(B) (2) n(A)=45 (3) n(B)=90−n(B) (4) n(A∪B)=65−n(B)