与えられた4つの式を簡単にします。 (1) $\sqrt{4+2\sqrt{3}}$ (2) $\sqrt{9+\sqrt{56}}$ (3) $\sqrt{6-4\sqrt{2}}$ (4) $\sqrt{4-\sqrt{15}}$

算数根号平方根の計算計算
2025/5/20

1. 問題の内容

与えられた4つの式を簡単にします。
(1) 4+23\sqrt{4+2\sqrt{3}}
(2) 9+56\sqrt{9+\sqrt{56}}
(3) 642\sqrt{6-4\sqrt{2}}
(4) 415\sqrt{4-\sqrt{15}}

2. 解き方の手順

(1) 4+23\sqrt{4+2\sqrt{3}}
根号の中を (a+b)2=a+b+2ab(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2 = a + b + 2\sqrt{ab} の形にすることを考えます。
a+b=4a+b=4 かつ ab=3ab=3 となる a,ba, b を探すと、a=3,b=1a=3, b=1 が見つかります。
よって、
4+23=3+1+231=(3+1)2=(3+1)2=3+1\sqrt{4+2\sqrt{3}} = \sqrt{3+1+2\sqrt{3\cdot1}} = \sqrt{(\sqrt{3}+\sqrt{1})^2} = \sqrt{(\sqrt{3}+1)^2} = \sqrt{3}+1
(2) 9+56\sqrt{9+\sqrt{56}}
根号の中を (a+b)2=a+b+2ab(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2 = a + b + 2\sqrt{ab} の形にすることを考えます。
9+56=9+2149+\sqrt{56}=9+2\sqrt{14}と変形できます。
a+b=9a+b=9 かつ ab=14ab=14 となる a,ba, b を探すと、a=7,b=2a=7, b=2 が見つかります。
よって、
9+56=9+214=7+2+272=(7+2)2=7+2\sqrt{9+\sqrt{56}} = \sqrt{9+2\sqrt{14}} = \sqrt{7+2+2\sqrt{7\cdot2}} = \sqrt{(\sqrt{7}+\sqrt{2})^2} = \sqrt{7}+\sqrt{2}
(3) 642\sqrt{6-4\sqrt{2}}
642=628\sqrt{6-4\sqrt{2}}=\sqrt{6-2\sqrt{8}}と変形できます。
根号の中を (ab)2=a+b2ab(\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 = a + b - 2\sqrt{ab} の形にすることを考えます。
a+b=6a+b=6 かつ ab=8ab=8 となる a,ba, b を探すと、a=4,b=2a=4, b=2 が見つかります。
よって、
642=628=4+2242=(42)2=(22)2=22\sqrt{6-4\sqrt{2}} = \sqrt{6-2\sqrt{8}} = \sqrt{4+2-2\sqrt{4\cdot2}} = \sqrt{(\sqrt{4}-\sqrt{2})^2} = \sqrt{(2-\sqrt{2})^2} = 2-\sqrt{2}
(4) 415\sqrt{4-\sqrt{15}}
415=82152=82152\sqrt{4-\sqrt{15}} = \sqrt{\frac{8-2\sqrt{15}}{2}} = \frac{\sqrt{8-2\sqrt{15}}}{\sqrt{2}}
根号の中を (ab)2=a+b2ab(\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 = a + b - 2\sqrt{ab} の形にすることを考えます。
a+b=8a+b=8 かつ ab=15ab=15 となる a,ba, b を探すと、a=5,b=3a=5, b=3 が見つかります。
よって、
415=5+32532=(53)22=532=1062\sqrt{4-\sqrt{15}} = \frac{\sqrt{5+3-2\sqrt{5\cdot3}}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{(\sqrt{5}-\sqrt{3})^2}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{10}-\sqrt{6}}{2}

3. 最終的な答え

(1) 3+1\sqrt{3}+1
(2) 7+2\sqrt{7}+\sqrt{2}
(3) 222-\sqrt{2}
(4) 1062\frac{\sqrt{10}-\sqrt{6}}{2}

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