## 問題の内容

代数学分数式の計算通分因数分解式の簡約化
2025/3/24
## 問題の内容
問題は、以下の2つの式をそれぞれ簡約化することです。
(4) xx+11x+2\frac{x}{x+1} - \frac{1}{x+2}
(5) x+8x2+x2+x4x2x\frac{x+8}{x^2+x-2} + \frac{x-4}{x^2-x}
## 解き方の手順
**(4) の解き方**

1. 通分します。共通の分母は $(x+1)(x+2)$ です。

2. それぞれの分数を通分します。

xx+11x+2=x(x+2)(x+1)(x+2)1(x+1)(x+1)(x+2)\frac{x}{x+1} - \frac{1}{x+2} = \frac{x(x+2)}{(x+1)(x+2)} - \frac{1(x+1)}{(x+1)(x+2)}

3. 分子を展開します。

x(x+2)(x+1)(x+2)1(x+1)(x+1)(x+2)=x2+2x(x+1)(x+2)x+1(x+1)(x+2)\frac{x(x+2)}{(x+1)(x+2)} - \frac{1(x+1)}{(x+1)(x+2)} = \frac{x^2 + 2x}{(x+1)(x+2)} - \frac{x+1}{(x+1)(x+2)}

4. 分子をまとめます。

x2+2x(x+1)(x+1)(x+2)=x2+2xx1(x+1)(x+2)=x2+x1(x+1)(x+2)\frac{x^2 + 2x - (x+1)}{(x+1)(x+2)} = \frac{x^2 + 2x - x - 1}{(x+1)(x+2)} = \frac{x^2 + x - 1}{(x+1)(x+2)}

5. これ以上簡約化できないので、これが最終的な答えです。

**(5) の解き方**

1. 分母を因数分解します。

x2+x2=(x+2)(x1)x^2 + x - 2 = (x+2)(x-1)
x2x=x(x1)x^2 - x = x(x-1)

2. 式を書き換えます。

x+8(x+2)(x1)+x4x(x1)\frac{x+8}{(x+2)(x-1)} + \frac{x-4}{x(x-1)}

3. 通分します。共通の分母は $x(x+2)(x-1)$ です。

4. それぞれの分数を通分します。

x+8(x+2)(x1)+x4x(x1)=x(x+8)x(x+2)(x1)+(x4)(x+2)x(x+2)(x1)\frac{x+8}{(x+2)(x-1)} + \frac{x-4}{x(x-1)} = \frac{x(x+8)}{x(x+2)(x-1)} + \frac{(x-4)(x+2)}{x(x+2)(x-1)}

5. 分子を展開します。

x2+8xx(x+2)(x1)+x22x8x(x+2)(x1)\frac{x^2+8x}{x(x+2)(x-1)} + \frac{x^2 -2x - 8}{x(x+2)(x-1)}

6. 分子をまとめます。

x2+8x+x22x8x(x+2)(x1)=2x2+6x8x(x+2)(x1)\frac{x^2 + 8x + x^2 - 2x - 8}{x(x+2)(x-1)} = \frac{2x^2 + 6x - 8}{x(x+2)(x-1)}

7. 分子を因数分解します。

2(x2+3x4)x(x+2)(x1)=2(x+4)(x1)x(x+2)(x1)\frac{2(x^2 + 3x - 4)}{x(x+2)(x-1)} = \frac{2(x+4)(x-1)}{x(x+2)(x-1)}

8. $(x-1)$ を約分します。

2(x+4)x(x+2)\frac{2(x+4)}{x(x+2)}

9. これが最終的な答えです。

## 最終的な答え
(4) x2+x1(x+1)(x+2)\frac{x^2 + x - 1}{(x+1)(x+2)}
(5) 2(x+4)x(x+2)\frac{2(x+4)}{x(x+2)}

「代数学」の関連問題

$x > 0$ のとき、不等式 $x + \frac{25}{x} \geq 10$ を証明し、等号が成り立つ条件を求める問題です。

不等式相加相乗平均条件等号
2025/4/6

$a > 0$ のとき、不等式 $\sqrt{a+4} > \sqrt{a+16}$ を証明する問題です。証明の途中の空欄を埋める必要があります。

不等式平方根証明
2025/4/6

$x+y=2$ のとき、$x^2+y^2 = 2(x+y-xy)$ を証明する問題です。証明の途中の空欄を埋める必要があります。

証明代入式の展開等式の証明
2025/4/6

等式 $2x^2 + 3x + 7 = a(x+1)^2 - b(x-2) + c$ が $x$ についての恒等式であるとき、定数 $a, b, c$ の値を求めよ。

恒等式二次式係数比較連立方程式
2025/4/6

多項式 $x^3 + 4x^2 - 6$ を $x + 2$ で割ったときの商と余りを求めます。商は $x^2 + ax - b$、余りは $c$ の形で与えられており、$a, b, c$ の値を答え...

多項式の割り算因数定理剰余の定理
2025/4/6

与えられた連立方程式を加減法を用いて解く問題です。4つの連立方程式があります。

連立方程式加減法線形代数
2025/4/6

$(3x+2y)^5$ の展開式における $x^2 y^3$ の項の係数を求める問題です。

二項定理多項式展開係数
2025/4/6

$(x-2)^3$を展開し、$x^3 - アx^2 + イウx - エ$の形にする問題です。ア、イウ、エにあてはまる数を答えます。

展開二項定理多項式
2025/4/6

与えられた6つの方程式について、$x$の値を求めます。

一次方程式方程式代数
2025/4/6

与えられた式を展開しなさいという問題です。 問題9(1), 9(2), 10(1), 10(2), 10(3), 10(4)の各式を展開します。

展開多項式
2025/4/6