まず、与えられた不等式をグラフに図示して、領域を求める。
2x+y≥0 より y≥−2x x+2y≤6 より y≤−21x+3 4x−y≤6 より y≥4x−6 これらの不等式を満たす領域を図示する。領域は、これらの直線で囲まれた多角形になる。
多角形の頂点を求めると、以下のようになる。
(1) y=−2x と y=4x−6 の交点: −2x=4x−6 より 6x=6 なので x=1、y=−2。 交点は (1,−2) (2) y=−2x と y=−21x+3 の交点: −2x=−21x+3 より −23x=3 なので x=−2、y=4。交点は (−2,4) (3) y=−21x+3 と y=4x−6 の交点: −21x+3=4x−6 より 29x=9 なので x=2、y=2。交点は (2,2) したがって、領域の頂点は (1,−2), (−2,4), (2,2) となる。 k=x−yとおき、x−yの最大値と最小値を求める。 これは、y=x−kという直線を考え、この直線が領域と交わりを持つときのkの最大値と最小値を求めることに相当する。 領域の頂点におけるx−yの値を計算すると、 (1,−2) のとき x−y=1−(−2)=3 (−2,4) のとき x−y=−2−4=−6 (2,2) のとき x−y=2−2=0 したがって、最大値は3、最小値は-6となる。