与えられた4つの式の分母を有理化する問題です。 (1) $\frac{1}{\sqrt{3}+\sqrt{2}}$ (2) $\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{3}}$ (3) $\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-2}$ (4) $\frac{\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}-1}$

算数分母の有理化平方根計算
2025/5/22

1. 問題の内容

与えられた4つの式の分母を有理化する問題です。
(1) 13+2\frac{1}{\sqrt{3}+\sqrt{2}}
(2) 253\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{3}}
(3) 2362\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-2}
(4) 3+131\frac{\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}-1}

2. 解き方の手順

分母の有理化は、分母に現れる無理数を解消することです。分母が a+bca+b\sqrt{c} または abca-b\sqrt{c} の形をしている場合は、abca-b\sqrt{c} または a+bca+b\sqrt{c} を分母と分子の両方に掛けることで、a2b2ca^2 - b^2c の形にし、無理数を解消します。
(1) 13+2\frac{1}{\sqrt{3}+\sqrt{2}} の場合
分母と分子に 32\sqrt{3}-\sqrt{2} を掛けます。
13+2=1(32)(3+2)(32)=3232=321=32\frac{1}{\sqrt{3}+\sqrt{2}} = \frac{1(\sqrt{3}-\sqrt{2})}{(\sqrt{3}+\sqrt{2})(\sqrt{3}-\sqrt{2})} = \frac{\sqrt{3}-\sqrt{2}}{3-2} = \frac{\sqrt{3}-\sqrt{2}}{1} = \sqrt{3}-\sqrt{2}
(2) 253\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{3}} の場合
分母と分子に 5+3\sqrt{5}+\sqrt{3} を掛けます。
253=2(5+3)(53)(5+3)=10+653=10+62\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{2}(\sqrt{5}+\sqrt{3})}{(\sqrt{5}-\sqrt{3})(\sqrt{5}+\sqrt{3})} = \frac{\sqrt{10}+\sqrt{6}}{5-3} = \frac{\sqrt{10}+\sqrt{6}}{2}
(3) 2362\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-2} の場合
分母と分子に 6+2\sqrt{6}+2 を掛けます。
2362=23(6+2)(62)(6+2)=218+4364=292+432=2(32)+432=62+432=32+23\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-2} = \frac{2\sqrt{3}(\sqrt{6}+2)}{(\sqrt{6}-2)(\sqrt{6}+2)} = \frac{2\sqrt{18}+4\sqrt{3}}{6-4} = \frac{2\sqrt{9 \cdot 2}+4\sqrt{3}}{2} = \frac{2(3\sqrt{2})+4\sqrt{3}}{2} = \frac{6\sqrt{2}+4\sqrt{3}}{2} = 3\sqrt{2}+2\sqrt{3}
(4) 3+131\frac{\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}-1} の場合
分母と分子に 3+1\sqrt{3}+1 を掛けます。
3+131=(3+1)(3+1)(31)(3+1)=3+23+131=4+232=2+3\frac{\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}-1} = \frac{(\sqrt{3}+1)(\sqrt{3}+1)}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)} = \frac{3+2\sqrt{3}+1}{3-1} = \frac{4+2\sqrt{3}}{2} = 2+\sqrt{3}

3. 最終的な答え

(1) 32\sqrt{3}-\sqrt{2}
(2) 10+62\frac{\sqrt{10}+\sqrt{6}}{2}
(3) 32+233\sqrt{2}+2\sqrt{3}
(4) 2+32+\sqrt{3}

「算数」の関連問題

与えられた2組の数について、大小関係を不等号を用いて表す。 (1) $\sqrt{50}$ と $\sqrt{7}$ の大小を比較する。 (2) $0.3$ と $\sqrt{0.3}$ の大小を比較...

平方根大小比較ルート
2025/6/7

$\sqrt{10} \times \sqrt{10}$ を計算してください。

平方根計算
2025/6/7

336, 770, 840 の3つの数をすべて割り切ることのできる最大の自然数を求めよ。つまり、これらの数の最大公約数を求める問題です。

最大公約数素因数分解約数
2025/6/7

与えられた選択肢(ア)~(カ)の中から、6の倍数と14の倍数をそれぞれすべて選ぶ問題です。 選択肢は以下の通りです。 (ア)$2^4 \times 7$ (イ)$3 \times 5 \times 1...

倍数因数分解整数の性質
2025/6/7

与えられた数式 $-4 - 6 \times (-3)$ を計算します。

四則演算計算
2025/6/7

与えられた問題は $3\sqrt{10} \times 2\sqrt{6}$ を計算することです。

平方根計算
2025/6/7

与えられた3つの計算問題を解きます。 (2) $(-36) \times (-2) \div (-9)$ (4) $24 \div (-6) \div (-2)$ (6) $\frac{1}{2} \...

四則演算負の数分数
2025/6/7

甲は時速4.2kmで歩き、30分後(0.5時間後)に乙が時速16.8kmで同じ地点から出発して甲を追いかける。乙が甲に追いつくのは何時何分か。

速さ距離時間旅人算
2025/6/7

10円、50円、100円の硬貨を使って250円を支払う方法が何通りあるかを求める問題です。ただし、各硬貨は十分な枚数があり、使わない硬貨があっても良いとします。

場合の数組み合わせ整数問題
2025/6/7

10円、50円、100円の3種類の硬貨を使って、ちょうど250円を支払う方法は何通りあるかを求める問題です。どの硬貨も十分な枚数があり、使わない硬貨があってもよいものとします。

場合の数組み合わせ硬貨
2025/6/7