1枚の硬貨を $n$ 回投げるとき、表の出る相対度数を $R$ とします。 次の各場合について、確率 $P(|R - \frac{1}{2}| \le 0.05)$ の値を求めます。 (1) $n = 100$ (2) $n = 400$ (3) $n = 900$
2025/5/22
1. 問題の内容
1枚の硬貨を 回投げるとき、表の出る相対度数を とします。
次の各場合について、確率 の値を求めます。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
硬貨を 回投げるとき、表が出る回数を とすると、 は二項分布 に従います。
であり、求める確率は です。
これは と書き換えられます。
さらに、 となり、、つまり を求めることになります。
が大きい場合、二項分布は正規分布で近似できます。
の期待値 、分散 、標準偏差 です。
とおくと、 は標準正規分布 に近似的に従います。
求める確率は
(1) のとき、 なので、
(2) のとき、 なので、
(3) のとき、 なので、
3. 最終的な答え
(1) のとき、0.6826
(2) のとき、0.9544
(3) のとき、0.9973