長方形ABCDがあり、点PはAを出発してAB上を毎秒1cmで動き、点QはBを出発してBC上を毎秒2cmで動く。三角形PBQの面積が20cm²になるのは、点PがAを出発してから何秒後か?AB = 10cm, AD = 20cm。

代数学二次方程式幾何面積解の公式
2025/5/23

1. 問題の内容

長方形ABCDがあり、点PはAを出発してAB上を毎秒1cmで動き、点QはBを出発してBC上を毎秒2cmで動く。三角形PBQの面積が20cm²になるのは、点PがAを出発してから何秒後か?AB = 10cm, AD = 20cm。

2. 解き方の手順

まず、点PがAを出発してからの時間を xx 秒とする。
すると、PBの長さは 10x10 - x cm、BQの長さは 2x2x cmと表せる。
三角形PBQの面積は、(底辺 × 高さ) / 2 で求められるので、
12(10x)(2x)=20\frac{1}{2} (10 - x) (2x) = 20
この式を解いて xx を求める。
(10x)(2x)=40(10 - x) (2x) = 40
20x2x2=4020x - 2x^2 = 40
2x220x+40=02x^2 - 20x + 40 = 0
x210x+20=0x^2 - 10x + 20 = 0
解の公式を用いると、
x=(10)±(10)24(1)(20)2(1)x = \frac{-(-10) \pm \sqrt{(-10)^2 - 4(1)(20)}}{2(1)}
x=10±100802x = \frac{10 \pm \sqrt{100 - 80}}{2}
x=10±202x = \frac{10 \pm \sqrt{20}}{2}
x=10±252x = \frac{10 \pm 2\sqrt{5}}{2}
x=5±5x = 5 \pm \sqrt{5}
x=5+5x = 5 + \sqrt{5}x=55x = 5 - \sqrt{5} の2つの解が得られた。ここで、xxは点PがAを出発してからBに到達するまでの時間なので、0x100 \le x \le 10を満たす必要がある。また、QQはBを出発してCに到達するまでの時間なので、02x200 \le 2x \le 20より0x100 \le x \le 10を満たす必要がある。
x=5+5x = 5 + \sqrt{5} のとき、52.236\sqrt{5} \approx 2.236 なので、 x5+2.236=7.236x \approx 5 + 2.236 = 7.236
x=55x = 5 - \sqrt{5} のとき、52.236\sqrt{5} \approx 2.236 なので、x52.236=2.764x \approx 5 - 2.236 = 2.764
どちらの解も0から10の間に含まれるので、2つの解はどちらも正しい。

3. 最終的な答え

5+55 + \sqrt{5} 秒後 と 555 - \sqrt{5} 秒後

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