$m$ を定数とする。2次方程式 $x^2 + (m+1)x + 4 = 0$ の解の種類が、(1)異なる2つの実数解、(2)重解、(3)異なる2つの虚数解となるように、$m$ の値または値の範囲を求める。

代数学二次方程式判別式解の判別
2025/5/25

1. 問題の内容

mm を定数とする。2次方程式 x2+(m+1)x+4=0x^2 + (m+1)x + 4 = 0 の解の種類が、(1)異なる2つの実数解、(2)重解、(3)異なる2つの虚数解となるように、mm の値または値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

判別式 DD を利用して解の種類を判別する。
D=b24acD = b^2 - 4ac であり、今回の場合は、a=1a = 1, b=m+1b = m+1, c=4c = 4 である。よって、
D=(m+1)2414=(m+1)216=m2+2m+116=m2+2m15D = (m+1)^2 - 4 \cdot 1 \cdot 4 = (m+1)^2 - 16 = m^2 + 2m + 1 - 16 = m^2 + 2m - 15
(1) 異なる2つの実数解を持つ場合、D>0D > 0 である。
m2+2m15>0m^2 + 2m - 15 > 0
(m+5)(m3)>0(m+5)(m-3) > 0
m<5m < -5 または m>3m > 3
(2) 重解を持つ場合、D=0D = 0 である。
m2+2m15=0m^2 + 2m - 15 = 0
(m+5)(m3)=0(m+5)(m-3) = 0
m=5m = -5 または m=3m = 3
(3) 異なる2つの虚数解を持つ場合、D<0D < 0 である。
m2+2m15<0m^2 + 2m - 15 < 0
(m+5)(m3)<0(m+5)(m-3) < 0
5<m<3-5 < m < 3

3. 最終的な答え

(1) 異なる2つの実数解を持つとき:m<5m < -5 または m>3m > 3
(2) 重解を持つとき:m=5m = -5 または m=3m = 3
(3) 異なる2つの虚数解を持つとき:5<m<3-5 < m < 3

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