ボールをある角度で発射した時の軌道を放物線で表し、その放物線に関するいくつかの値を求める問題です。具体的には、放物線の頂点の座標、ボールが最も高い位置にあるときの地面からの高さと水平距離、ボールが地面に落下するまでの水平距離を計算します。与えられた放物線は2種類あります。

代数学二次関数放物線平方完成最大値方程式
2025/5/25

1. 問題の内容

ボールをある角度で発射した時の軌道を放物線で表し、その放物線に関するいくつかの値を求める問題です。具体的には、放物線の頂点の座標、ボールが最も高い位置にあるときの地面からの高さと水平距離、ボールが地面に落下するまでの水平距離を計算します。与えられた放物線は2種類あります。

2. 解き方の手順

(1) 水平方向から45°の方向に発射した場合:
放物線の式は y=120x2+xy = -\frac{1}{20}x^2 + x です。
頂点の座標を求めるために、式を平方完成します。
y=120(x220x)=120(x220x+100100)=120((x10)2100)=120(x10)2+5y = -\frac{1}{20}(x^2 - 20x) = -\frac{1}{20}(x^2 - 20x + 100 - 100) = -\frac{1}{20}((x-10)^2 - 100) = -\frac{1}{20}(x-10)^2 + 5
したがって、頂点の座標は (10,5)(10, 5) となります。
つまり、アイ = 10, ウ = 5 です。
ボールが最も高い位置にあるとき、地面からの高さは yy 座標であり、それは頂点の yy 座標です。したがって、高さは 5 です。その時の水平距離 xx は頂点の xx 座標であり、それは 10 です。
ボールが地面に落下するまでの水平距離を求めるために、y=0y = 0 を代入します。
0=120x2+x0 = -\frac{1}{20}x^2 + x
0=x(120x+1)0 = x(-\frac{1}{20}x + 1)
x=0x = 0 または 120x+1=0    120x=1    x=20-\frac{1}{20}x + 1 = 0 \implies \frac{1}{20}x = 1 \implies x = 20
x=0x = 0 は発射地点なので、x=20x = 20 が求める水平距離です。
つまり、エオ = 20 です。
(2) 水平方向から30°の方向に発射した場合:
放物線の式は y=130x2+13xy = -\frac{1}{30}x^2 + \frac{1}{\sqrt{3}}x です。
ボールが地面に落下するまでの水平距離を求めるために、y=0y = 0 を代入します。
0=130x2+13x0 = -\frac{1}{30}x^2 + \frac{1}{\sqrt{3}}x
0=x(130x+13)0 = x(-\frac{1}{30}x + \frac{1}{\sqrt{3}})
x=0x = 0 または 130x+13=0    130x=13    x=303=3033=103-\frac{1}{30}x + \frac{1}{\sqrt{3}} = 0 \implies \frac{1}{30}x = \frac{1}{\sqrt{3}} \implies x = \frac{30}{\sqrt{3}} = \frac{30\sqrt{3}}{3} = 10\sqrt{3}
x=0x = 0 は発射地点なので、x=103x = 10\sqrt{3} が求める水平距離です。
つまり、カキ = 10, ク = 3 です。

3. 最終的な答え

* アイ = 10
* ウ = 5
* エオ = 20
* カキ = 10
* ク = 3

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