次の数列の和 $S$ を求めます。 (1) 初項 $20$, 公差 $-3$, 項数 $15$ の等差数列の和 $S$ (2) 等差数列 $12, 15, 18, \dots, 99$ の和 $S$ (3) 初項 $3$, 公比 $2$ の等比数列の初項から第 $n$ 項までの和 $S$ (4) 初項 $5$, 公比 $1$, 項数 $8$ の等比数列の和 $S$ (5) 初項 $1$, 公比 $2$, 末項 $64$ の等比数列の和 $S$

代数学等差数列等比数列数列の和
2025/5/25
## 問題4

1. **問題の内容**

次の数列の和 SS を求めます。
(1) 初項 2020, 公差 3-3, 項数 1515 の等差数列の和 SS
(2) 等差数列 12,15,18,,9912, 15, 18, \dots, 99 の和 SS
(3) 初項 33, 公比 22 の等比数列の初項から第 nn 項までの和 SS
(4) 初項 55, 公比 11, 項数 88 の等比数列の和 SS
(5) 初項 11, 公比 22, 末項 6464 の等比数列の和 SS

2. **解き方の手順**

(1) 等差数列の和の公式 Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d) を使います。
ここで、a=20a = 20, d=3d = -3, n=15n = 15 です。
S15=152(2(20)+(151)(3))=152(4042)=152(2)=15S_{15} = \frac{15}{2}(2(20) + (15-1)(-3)) = \frac{15}{2}(40 - 42) = \frac{15}{2}(-2) = -15
(2) まず、項数を求めます。等差数列の一般項 an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d を使います。
ここで、a=12a = 12, d=3d = 3, an=99a_n = 99 です。
99=12+(n1)399 = 12 + (n-1)3
87=(n1)387 = (n-1)3
29=n129 = n-1
n=30n = 30
等差数列の和の公式 Sn=n2(a+l)S_n = \frac{n}{2}(a + l) を使います。ここで、a=12a = 12, l=99l = 99, n=30n = 30 です。
S30=302(12+99)=15(111)=1665S_{30} = \frac{30}{2}(12 + 99) = 15(111) = 1665
(3) 等比数列の和の公式 Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r - 1} を使います。
ここで、a=3a = 3, r=2r = 2 です。
Sn=3(2n1)21=3(2n1)S_n = \frac{3(2^n - 1)}{2 - 1} = 3(2^n - 1)
(4) 等比数列の和の公式 Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r - 1} を使いますが、r=1r = 1 なので、Sn=naS_n = na となります。
ここで、a=5a = 5, n=8n = 8 です。
S8=8(5)=40S_8 = 8(5) = 40
(5) 末項が与えられているので、項数を求めます。等比数列の一般項 an=arn1a_n = ar^{n-1} を使います。
ここで、a=1a = 1, r=2r = 2, an=64a_n = 64 です。
64=12n164 = 1 \cdot 2^{n-1}
26=2n12^6 = 2^{n-1}
6=n16 = n-1
n=7n = 7
等比数列の和の公式 Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r - 1} を使います。ここで、a=1a = 1, r=2r = 2, n=7n = 7 です。
S7=1(271)21=271=1281=127S_7 = \frac{1(2^7 - 1)}{2 - 1} = 2^7 - 1 = 128 - 1 = 127

3. **最終的な答え**

(1) 15-15
(2) 16651665
(3) 3(2n1)3(2^n - 1)
(4) 4040
(5) 127127
## 問題5

1. **問題の内容**

1から200までの自然数のうち、15の倍数でない数の和 SS を求める問題です。

2. **解き方の手順**

まず、1から200までの自然数の中に、15の倍数がいくつあるかを求めます。
200÷15=13.333200 \div 15 = 13.333\dots なので、15の倍数は13個あります。(①)
次に、15の倍数の和を求めます。
15,30,45,,19515, 30, 45, \dots, 195 は等差数列なので、和は n2(a+l)=132(15+195)=132(210)=13105=1365\frac{n}{2}(a+l) = \frac{13}{2}(15+195) = \frac{13}{2}(210) = 13 \cdot 105 = 1365 です。(②)
次に、1から200までの自然数の和を求めます。
n(n+1)2=200(200+1)2=2002012=100201=20100\frac{n(n+1)}{2} = \frac{200(200+1)}{2} = \frac{200 \cdot 201}{2} = 100 \cdot 201 = 20100 です。(③)
最後に、求める和は、1から200までの自然数の和から、15の倍数の和を引いたものです。
S=201001365=18735S = 20100 - 1365 = 18735 (④)

3. **最終的な答え**

① 13
② 1365
③ 20100
④ 18735
## 問題6

1. **問題の内容**

初項が 150150, 公差が 4-4 である等差数列 {an}\{a_n\} があります。
(1) 第何項が初めて負の数になるか。
(2) 初項から第何項までの和が最大であるか。またその和 SS を求めよ。
(3) 初項から第何項までの和が、初めて負の数になるか。

2. **解き方の手順**

(1) 等差数列の一般項 an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d を使います。
ここで、a=150a = 150, d=4d = -4 です。
an=150+(n1)(4)=1504n+4=1544na_n = 150 + (n-1)(-4) = 150 - 4n + 4 = 154 - 4n
an<0a_n < 0 となる nn を求めます。
1544n<0154 - 4n < 0
154<4n154 < 4n
n>1544=38.5n > \frac{154}{4} = 38.5
したがって、第39項が初めて負の数になります。
(2) 和が最大になるのは、an0a_n \ge 0 である項までの和です。
an=1544n0a_n = 154 - 4n \ge 0
1544n154 \ge 4n
n1544=38.5n \le \frac{154}{4} = 38.5
したがって、第38項までの和が最大になります。
S38=382(2(150)+(381)(4))=19(300148)=19(152)=2888S_{38} = \frac{38}{2}(2(150) + (38-1)(-4)) = 19(300 - 148) = 19(152) = 2888
(3) Sn=n2(2a+(n1)d)=n2(2(150)+(n1)(4))=n2(3004n+4)=n2(3044n)=n(1522n)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d) = \frac{n}{2}(2(150) + (n-1)(-4)) = \frac{n}{2}(300 - 4n + 4) = \frac{n}{2}(304 - 4n) = n(152 - 2n)
Sn<0S_n < 0 となる nn を求めます。
n(1522n)<0n(152 - 2n) < 0
1522n<0152 - 2n < 0n>0n > 0 より)
152<2n152 < 2n
n>76n > 76
したがって、第77項までの和が初めて負の数になります。

3. **最終的な答え**

(1) 第39項
(2) 第38項, 和は 28882888
(3) 第77項

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