複素数平面において、点 $z_0 = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i$ を中心として、点 $z_1 = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i$ を時計回りに $\frac{3}{4}\pi$ だけ回転させたときの点の複素数 $z$ を求める。

代数学複素数複素数平面回転複素数の計算
2025/5/25

1. 問題の内容

複素数平面において、点 z0=12+32iz_0 = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i を中心として、点 z1=12+32iz_1 = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i を時計回りに 34π\frac{3}{4}\pi だけ回転させたときの点の複素数 zz を求める。

2. 解き方の手順

回転の中心である z0z_0 を原点に移すために、回転される点 z1z_1 から z0z_0 を引く。
z1z0=(12+32i)(12+32i)=0z_1 - z_0 = (-\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i) - (-\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i) = 0
次に、原点周りに 34π\frac{3}{4}\pi 回転させる。時計回りなので、回転を表す複素数は ei34π=cos(34π)+isin(34π)e^{-i\frac{3}{4}\pi} = \cos(-\frac{3}{4}\pi) + i\sin(-\frac{3}{4}\pi) となる。
cos(34π)=22\cos(-\frac{3}{4}\pi) = -\frac{\sqrt{2}}{2}
sin(34π)=22\sin(-\frac{3}{4}\pi) = -\frac{\sqrt{2}}{2}
したがって、回転を表す複素数は 2222i -\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i である。
回転後の点は、
(z1z0)ei34π=0(2222i)=0 (z_1 - z_0)e^{-i\frac{3}{4}\pi} = 0 \cdot (-\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i) = 0
最後に、回転の中心 z0z_0 を元に戻すために、回転後の点に z0z_0 を足す。
z=0+z0=12+32i z = 0 + z_0 = -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i

3. 最終的な答え

12+32i -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i

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