(1) f(x)=log(1+x) のマクローリン展開を求める。マクローリン展開は、関数とその導関数の x=0 における値を用いて、次のように表される。 f(x)=f(0)+f′(0)x+2!f′′(0)x2+3!f′′′(0)x3+⋯ まず、f(x) の導関数を求める。 f(x)=log(1+x) f′(x)=1+x1 f′′(x)=−(1+x)21 f′′′(x)=(1+x)32 次に、x=0 における各関数の値を求める。 f(0)=log(1+0)=log(1)=0 f′(0)=1+01=1 f′′(0)=−(1+0)21=−1 f′′′(0)=(1+0)32=2 これらの値をマクローリン展開の式に代入して、3次までの項を求める。
f(x)≈0+1⋅x+2−1x2+62x3 f(x)≈x−21x2+31x3 (2) x=0.1 を (1) で求めた3次のマクローリン展開に代入して、log1.1 の近似値を求める。 log1.1=log(1+0.1)≈0.1−21(0.1)2+31(0.1)3 log1.1≈0.1−21(0.01)+31(0.001) log1.1≈0.1−0.005+0.000333⋯ log1.1≈0.095333⋯ 小数第5位を四捨五入して、小数第4位まで求めると、
log1.1≈0.0953