与えられたベクトル $\vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ -3 \end{pmatrix}$, $\vec{b} = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \end{pmatrix}$ に対して、ベクトル $\vec{c} = \vec{a} + t\vec{b}$ が定義される。以下の問いに答える。 (1) $|\vec{c}| = \sqrt{26}$ となるような $t$ の値を求める。 (2) $\vec{c} // \begin{pmatrix} -1 \\ 1 \end{pmatrix}$ となるような $t$ の値を求める。 (3) $|\vec{c}|$ を最小にする $t$ の値を求め、そのときの $|\vec{c}|$ の値を求める。 また、座標平面上の3点 $A(2, -3)$, $B(3, -2)$, $C(-1, 1)$ の位置ベクトルをそれぞれ $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ とする。 (4) $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ を成分表示する。 (5) $\vec{c}$ を $\vec{a}$ と $\vec{b}$ の1次結合(線形結合)で表す。
2025/5/27
1. 問題の内容
与えられたベクトル , に対して、ベクトル が定義される。以下の問いに答える。
(1) となるような の値を求める。
(2) となるような の値を求める。
(3) を最小にする の値を求め、そのときの の値を求める。
また、座標平面上の3点 , , の位置ベクトルをそれぞれ , , とする。
(4) , , を成分表示する。
(5) を と の1次結合(線形結合)で表す。
2. 解き方の手順
(1)
より、
(2) より、 となる実数 が存在する。
(3)
のとき、 は最小値 をとる。
よって、
(4) , ,
(5) とすると、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) ,
(4) , ,
(5)