三角形ABCにおいて、$AB = 7$, $BC = x$, $CA = 5$であり、$\angle A < \angle C$が成り立つとき、$x$の取りうる値の範囲を求める。

幾何学三角形辺の長さ角度不等式三角形の成立条件
2025/5/29

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=7AB = 7, BC=xBC = x, CA=5CA = 5であり、A<C\angle A < \angle Cが成り立つとき、xxの取りうる値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

まず、三角形の成立条件から、xxの範囲を求める。三角形の成立条件は、任意の2辺の和が残りの1辺より大きいことである。したがって、
7+5>x7 + 5 > x
7+x>57 + x > 5
5+x>75 + x > 7
これらの不等式から、
x<12x < 12
x>2x > -2
x>2x > 2
xxは辺の長さなので正であるから、x>0x > 0である。よって、2<x<122 < x < 12
次に、A<C\angle A < \angle Cという条件から、xxの範囲を絞る。
三角形において、大きい角の対辺は長く、小さい角の対辺は短い。
A<C\angle A < \angle C より、BC<ABBC < AB
したがって、x<7x < 7
三角形の成立条件とA<C\angle A < \angle Cの条件を組み合わせると、
2<x<122 < x < 12 かつ x<7x < 7 なので、
2<x<72 < x < 7となる。

3. 最終的な答え

2<x<72 < x < 7

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