底面が1辺10cmの正方形で高さが12cmの正四角錐について、以下の問いに答える。 (1) 正四角錐の体積を求める。 (2) 正四角錐の表面積を求める。ただし、$\triangle OMN$ の周の長さは36cmとする。ここで、MとNはそれぞれ辺ADとBCの中点である。 (3) 線分OMの中点をPとし、線分ON上にOQ=10cmとなる点Qをとるとき、5点A, M, N, Q, Pを結んでできる四角錐の体積を求める。

幾何学正四角錐体積表面積四角錐空間図形
2025/5/29
はい、承知しました。

1. 問題の内容

底面が1辺10cmの正方形で高さが12cmの正四角錐について、以下の問いに答える。
(1) 正四角錐の体積を求める。
(2) 正四角錐の表面積を求める。ただし、OMN\triangle OMN の周の長さは36cmとする。ここで、MとNはそれぞれ辺ADとBCの中点である。
(3) 線分OMの中点をPとし、線分ON上にOQ=10cmとなる点Qをとるとき、5点A, M, N, Q, Pを結んでできる四角錐の体積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 正四角錐の体積
正四角錐の体積は、(底面積) × (高さ) × (1/3) で求められる。
底面積は、10×10=10010 \times 10 = 100 cm2^2
高さは12cm
体積 = 100×12×13=400100 \times 12 \times \frac{1}{3} = 400 cm3^3
(2) 正四角錐の表面積
底面積は、10×10=10010 \times 10 = 100 cm2^2
側面積は、合同な4つの三角形の面積の和である。
OMN\triangle OMN の周の長さが36cmなので、OM+ON+MN=36OM + ON + MN = 36 である。
OM=ONOM = ON であり、MN=10MN = 10 なので、2OM+10=362OM + 10 = 36。よって、OM=13OM = 13 cm。
底辺10cm、高さ13cmの三角形の面積は、12×10×13=65\frac{1}{2} \times 10 \times 13 = 65 cm2^2
よって、側面積は、65×4=26065 \times 4 = 260 cm2^2
表面積は、底面積 + 側面積 = 100+260=360100 + 260 = 360 cm2^2
(3) 四角錐の体積
求める四角錐は、底面が台形AMNQで頂点がPの四角錐である。
点PはOMの中点であるから、OM=13cmより、OP=6.5cm
点QはON上にあり、OQ=10cm
四角錐の体積 = 台形AMNQの面積 × Pから台形AMNQに下ろした垂線の長さ × 1/3
台形AMNQの面積 = 12×(AM+QN)×MN\frac{1}{2} \times (AM + QN) \times MN
AM = 5cm. ON = 13cmなのでQN = ON - OQ = 13 - 10 = 3cm
台形AMNQの面積 = 12×(5+3)×10=40\frac{1}{2} \times (5 + 3) \times 10 = 40 cm2^2
点Pから台形AMNQに下ろした垂線の長さをhとすると、
Oから底面ABCDに下ろした垂線の中点が、AMNQの垂直方向の中心(底面の正方形の中心)
高さ12cmの半分が6cm
四角錐の体積 = 40×6×13=8040 \times 6 \times \frac{1}{3} = 80 cm3^3

3. 最終的な答え

(1) 体積: 400 cm3^3
(2) 表面積: 360 cm2^2
(3) 四角錐の体積: 80 cm3^3

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