3点 A, B, C が一直線上にあることを示すには、ベクトル $\vec{AB}$ と $\vec{AC}$ が平行であることを示せばよいです。つまり、$\vec{AC} = k\vec{AB}$ を満たす実数 $k$ が存在することを示します。 まず、ベクトル $\vec{AB}$ と $\vec{AC}$ を求めます。 $\vec{AB} = (8 - 2, -5 - 3) = (6, -8)$ $\vec{AC} = (-1 - 2, 7 - 3) = (-3, 4)$ 次に、$\vec{AC} = k\vec{AB}$ となる $k$ を探します。 $(-3, 4) = k(6, -8)$ $-3 = 6k$ より $k = -\frac{1}{2}$ $4 = -8k$ より $k = -\frac{1}{2}$ したがって、$\vec{AC} = -\frac{1}{2}\vec{AB}$ となり、$\vec{AB}$ と $\vec{AC}$ は平行です。

幾何学ベクトル直線媒介変数表示法線ベクトル距離
2025/6/8
4

0. 問題の内容

3点 A(2, 3), B(8, -5), C(-1, 7) が一直線上にあることを証明します。
4

1. 問題の内容

2点 A(3, -1), B(4, -3) を通る直線の媒介変数表示を求めます。
4

2. 問題の内容

直線 y=7x+1y = 7x + 1 について、以下の問いに答えます。
(1) 法線ベクトルを1つ求めます。
(2) 点 (-1, 4) との距離を求めます。
4

3. 問題の内容

ベクトル a=(2,1)\vec{a} = (2, 1), b=(1,2)\vec{b} = (1, 2) のとき、ベクトル c=(3,2)\vec{c} = (3, -2)a\vec{a}b\vec{b} の線形結合で表します。
4

4. 問題の内容

a\vec{a}, b\vec{b} が線形独立であるとき、等式 3a+x(2a3b)=y(a+2b)+b3\vec{a} + x(2\vec{a} - 3\vec{b}) = y(\vec{a} + 2\vec{b}) + \vec{b} が成り立つように、実数 xx, yy の値を定めます。
## 解答
**40.**

1. 解き方の手順

3点 A, B, C が一直線上にあることを示すには、ベクトル AB\vec{AB}AC\vec{AC} が平行であることを示せばよいです。つまり、AC=kAB\vec{AC} = k\vec{AB} を満たす実数 kk が存在することを示します。
まず、ベクトル AB\vec{AB}AC\vec{AC} を求めます。
AB=(82,53)=(6,8)\vec{AB} = (8 - 2, -5 - 3) = (6, -8)
AC=(12,73)=(3,4)\vec{AC} = (-1 - 2, 7 - 3) = (-3, 4)
次に、AC=kAB\vec{AC} = k\vec{AB} となる kk を探します。
(3,4)=k(6,8)(-3, 4) = k(6, -8)
3=6k-3 = 6k より k=12k = -\frac{1}{2}
4=8k4 = -8k より k=12k = -\frac{1}{2}
したがって、AC=12AB\vec{AC} = -\frac{1}{2}\vec{AB} となり、AB\vec{AB}AC\vec{AC} は平行です。

2. 最終的な答え

ベクトル AB\vec{AB}AC\vec{AC} が平行なので、3点 A, B, C は一直線上にあります。
**41.**

1. 解き方の手順

2点 A(3, -1) と B(4, -3) を通る直線の媒介変数表示を求めます。
直線上の任意の点 P(x, y) は、ベクトル OP=OA+tAB\vec{OP} = \vec{OA} + t\vec{AB} で表されます。ここで、tt は媒介変数です。
まず、OA\vec{OA}AB\vec{AB} を求めます。
OA=(3,1)\vec{OA} = (3, -1)
AB=(43,3(1))=(1,2)\vec{AB} = (4 - 3, -3 - (-1)) = (1, -2)
したがって、OP=(3,1)+t(1,2)=(3+t,12t)\vec{OP} = (3, -1) + t(1, -2) = (3 + t, -1 - 2t) となります。
つまり、
x=3+tx = 3 + t
y=12ty = -1 - 2t

2. 最終的な答え

求める直線の媒介変数表示は、
x=3+tx = 3 + t
y=12ty = -1 - 2t (tt は実数)
または (xy)=(31)+t(12)\begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3 \\ -1 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 1 \\ -2 \end{pmatrix} (tt は実数)
**42.**

1. 解き方の手順

(1) 直線 y=7x+1y = 7x + 1 の法線ベクトルを求めます。
直線の式を 7xy+1=07x - y + 1 = 0 と変形します。
法線ベクトルは、直線の式 ax+by+c=0ax + by + c = 0 において、(ab)\begin{pmatrix} a \\ b \end{pmatrix} で与えられます。
(2) 点 (-1, 4) と直線 y=7x+1y = 7x + 1 との距離を求めます。
(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 との距離 dd は、次の式で与えられます。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}

2. 最終的な答え

(1) 法線ベクトルの一つは (71)\begin{pmatrix} 7 \\ -1 \end{pmatrix} です。
(2) 点 (-1, 4) と直線 7xy+1=07x - y + 1 = 0 との距離は、
d=7(1)4+172+(1)2=74+149+1=1050=1052=22=2d = \frac{|7(-1) - 4 + 1|}{\sqrt{7^2 + (-1)^2}} = \frac{|-7 - 4 + 1|}{\sqrt{49 + 1}} = \frac{|-10|}{\sqrt{50}} = \frac{10}{5\sqrt{2}} = \frac{2}{\sqrt{2}} = \sqrt{2}
したがって、距離は 2\sqrt{2} です。
**43.**

1. 解き方の手順

c=(3,2)\vec{c} = (3, -2)a=(2,1)\vec{a} = (2, 1)b=(1,2)\vec{b} = (1, 2) の線形結合で表します。
c=sa+tb\vec{c} = s\vec{a} + t\vec{b} となる実数 ss, tt を求めます。
(3,2)=s(2,1)+t(1,2)(3, -2) = s(2, 1) + t(1, 2)
3=2s+t3 = 2s + t
2=s+2t-2 = s + 2t
この連立方程式を解きます。
1番目の式から t=32st = 3 - 2s を2番目の式に代入すると、
2=s+2(32s)=s+64s=3s+6-2 = s + 2(3 - 2s) = s + 6 - 4s = -3s + 6
3s=83s = 8 より s=83s = \frac{8}{3}
t=32(83)=3163=9163=73t = 3 - 2(\frac{8}{3}) = 3 - \frac{16}{3} = \frac{9 - 16}{3} = -\frac{7}{3}

2. 最終的な答え

c=83a73b\vec{c} = \frac{8}{3}\vec{a} - \frac{7}{3}\vec{b}
**44.**

1. 解き方の手順

a\vec{a}, b\vec{b} が線形独立であるとき、等式 3a+x(2a3b)=y(a+2b)+b3\vec{a} + x(2\vec{a} - 3\vec{b}) = y(\vec{a} + 2\vec{b}) + \vec{b} が成り立つように、実数 xx, yy の値を定めます。
等式を整理します。
3a+2xa3xb=ya+2yb+b3\vec{a} + 2x\vec{a} - 3x\vec{b} = y\vec{a} + 2y\vec{b} + \vec{b}
(3+2x)a3xb=ya+(2y+1)b(3 + 2x)\vec{a} - 3x\vec{b} = y\vec{a} + (2y + 1)\vec{b}
a\vec{a}b\vec{b} が線形独立なので、a\vec{a}b\vec{b} の係数がそれぞれ等しくなります。
3+2x=y3 + 2x = y
3x=2y+1-3x = 2y + 1
この連立方程式を解きます。
1番目の式から y=3+2xy = 3 + 2x を2番目の式に代入すると、
3x=2(3+2x)+1=6+4x+1=4x+7-3x = 2(3 + 2x) + 1 = 6 + 4x + 1 = 4x + 7
7x=7-7x = 7 より x=1x = -1
y=3+2(1)=32=1y = 3 + 2(-1) = 3 - 2 = 1

2. 最終的な答え

x=1x = -1, y=1y = 1

「幾何学」の関連問題

与えられた関数 $y = \frac{1}{4}x^2$ のグラフを、選択肢のグラフ①から④の中から選び出す問題です。

グラフ二次関数放物線関数のグラフ
2025/6/8

半径が $x$ cm の円の面積を $y$ cm$^2$ とするとき、$y$ を $x$ の式で表し、$y$ が $x$ の2乗に比例する場合は①、そうでない場合は②と答える問題です。

面積比例
2025/6/8

一辺が8cmの正方形ABCDがあります。点Pは頂点Aを、点Qは頂点Dを同時に出発し、それぞれ毎秒1cmの速さで動きます。点Pは辺AB上を頂点Bへ、点Qは辺DA上を頂点Aへ向かいます。三角形APQの面積...

面積正方形三角形方程式代数
2025/6/8

一辺の長さが4の正四面体ABCDがある。辺AB上にAE:EB=3:1となる点Eをとり、辺ADの中点をFとする。 (1) 線分CEの長さを求めよ。 (2) 三角形CEFの面積を求めよ。 (3) 点Aから...

空間図形正四面体余弦定理ベクトル体積面積
2025/6/8

一辺の長さが4の正四面体ABCDがある。辺AB上にAE:EB=3:1となる点Eをとり、辺ADの中点をFとする。 (1) 線分CEの長さを求めよ。 (2) △CEFの面積を求めよ。 (3) 点Aから平面...

空間図形正四面体余弦定理ヘロンの公式面積体積
2025/6/8

三角形ABCにおいて、点Oは三角形ABCの外心である。∠BAO = 20°, ∠OBC = 30°のとき、∠αと∠βを求めよ。ここで、∠α = ∠BOC, ∠β = ∠OCAである。

三角形外心角度二等辺三角形
2025/6/8

正八角形の対角線の本数を求める問題です。

多角形対角線組み合わせ
2025/6/8

一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABの中点をP、辺BCをBQ:QC = m:(1-m)に内分する点をQとする。点Bから三角形PFQに下ろした垂線の長さを求める問題。ただし、0 ...

空間図形ベクトル内積外積立方体垂線の長さ
2025/6/8

一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABの中点をP、辺BCをBQ:QC = m:(1-m)に内分する点をQとする。このとき、点Bから三角形PFQに下ろした垂線の長さを求める。ただし...

空間図形ベクトル垂線の長さ内積外積立方体
2025/6/8

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$\sqrt{3}$、AD=$\sqrt{6}$、BF=1である。 (1) ∠CAFを求める。 (2) △AFCの面積を求める。 (3) 四面体BAFCの体積を...

空間図形直方体三平方の定理三角比体積面積
2025/6/8