円Oにおいて、点Bにおける接線l上に点Pをとり、BP上に点Qをとる。直線APと円Oの交点をC、直線AQと円Oの交点をDとする。2点C,Dを通る直線とlの交点をRとする。与えられた条件のもとで、$\frac{1}{BP} + \frac{1}{BQ}$をBRを用いて表し、空欄を埋める。

幾何学接線方べきの定理円周角の定理
2025/6/8

1. 問題の内容

円Oにおいて、点Bにおける接線l上に点Pをとり、BP上に点Qをとる。直線APと円Oの交点をC、直線AQと円Oの交点をDとする。2点C,Dを通る直線とlの交点をRとする。与えられた条件のもとで、1BP+1BQ\frac{1}{BP} + \frac{1}{BQ}をBRを用いて表し、空欄を埋める。

2. 解き方の手順

(1)
* ADB=ABP=90\angle ADB = \angle ABP = 90^\circであるから、アイは9090^\circ
* ABD=ARD\angle ABD = \angle ARDとなる。なぜなら、線分ABが直径であるから、円周角の定理よりADB=90\angle ADB=90^{\circ}. また、接弦定理より、ABP=90\angle ABP = 90^{\circ}.
* 4点A,B,C,Dは円O上の点であるから、ABD=ACD\angle ABD = \angle ACDとなる。円周角の定理による。
よって、ABD=ACD\angle ABD = \angle ACDとなる。
* ABD=ARD\angle ABD = \angle ARD, ABD=ACD\angle ABD = \angle ACDより、ARD=ACD\angle ARD = \angle ACDとなる。
したがって、エはACD。ウはARDとなる。
* ARD=ACD\angle ARD = \angle ACDより、4点A,C,D,Rは同一円周上にある。したがって、オはC, D, P, Q。
* 方べきの定理より、RQRP=RDRCRQ \cdot RP = RD \cdot RC
したがって、カはRD-RC。キはRD・RC。
* 1BP+1BQ=1BR+RP+1BR+RQ=BR+RQ+BR+RP(BR+RP)(BR+RQ)=2BR+RP+RQ(BR+RP)(BR+RQ)\frac{1}{BP} + \frac{1}{BQ} = \frac{1}{BR+RP} + \frac{1}{BR+RQ} = \frac{BR+RQ + BR+RP}{(BR+RP)(BR+RQ)} = \frac{2BR+RP+RQ}{(BR+RP)(BR+RQ)}
RDRC=BR2RD \cdot RC = BR^2が成立。したがって、クは1BR2\frac{1}{BR^2}

3. 最終的な答え

アイ:9090^\circ
ウ:ARD
エ:ACD
オ:C, D, P, Q
カ:RD-RC
キ:RD・RC
ク:1BR2\frac{1}{BR^2}

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