与えられたデータ $1, 1, 2, 3, 3, 4, 4, 6$ について、以下の問題を解きます。 (1) 平均値を求める。 (2) 偏差の表を埋める。 (3) 分散を求める。 (4) 標準偏差を求める(根号の中は整数にする)。

確率論・統計学平均分散標準偏差データ分析
2025/5/30

1. 問題の内容

与えられたデータ 1,1,2,3,3,4,4,61, 1, 2, 3, 3, 4, 4, 6 について、以下の問題を解きます。
(1) 平均値を求める。
(2) 偏差の表を埋める。
(3) 分散を求める。
(4) 標準偏差を求める(根号の中は整数にする)。

2. 解き方の手順

(1) 平均値の計算
平均値は、データの総和をデータの個数で割ったものです。
データの総和は 1+1+2+3+3+4+4+6=241 + 1 + 2 + 3 + 3 + 4 + 4 + 6 = 24 です。
データの個数は 88 個です。
したがって、平均値 xˉ\bar{x} は、
xˉ=248=3\bar{x} = \frac{24}{8} = 3
(2) 偏差の表を埋める
偏差は、各データから平均値を引いたものです。
xxˉx - \bar{x} を計算します。
データが 1,1,2,3,3,4,4,61, 1, 2, 3, 3, 4, 4, 6 で、平均値が 33 なので、偏差はそれぞれ、
13=21 - 3 = -2
13=21 - 3 = -2
23=12 - 3 = -1
33=03 - 3 = 0
33=03 - 3 = 0
43=14 - 3 = 1
43=14 - 3 = 1
63=36 - 3 = 3
偏差の合計は (2)+(2)+(1)+0+0+1+1+3=0(-2) + (-2) + (-1) + 0 + 0 + 1 + 1 + 3 = 0 です。
(3) 分散の計算
分散は、偏差の二乗の平均です。
各偏差の二乗は、
(2)2=4(-2)^2 = 4
(2)2=4(-2)^2 = 4
(1)2=1(-1)^2 = 1
(0)2=0(0)^2 = 0
(0)2=0(0)^2 = 0
(1)2=1(1)^2 = 1
(1)2=1(1)^2 = 1
(3)2=9(3)^2 = 9
偏差の二乗の合計は 4+4+1+0+0+1+1+9=204 + 4 + 1 + 0 + 0 + 1 + 1 + 9 = 20 です。
分散 s2s^2 は、偏差の二乗の合計をデータの個数で割ったものです。
s2=208=52=2.5s^2 = \frac{20}{8} = \frac{5}{2} = 2.5
(4) 標準偏差の計算
標準偏差 ss は、分散の平方根です。
s=2.5=52=104=102s = \sqrt{2.5} = \sqrt{\frac{5}{2}} = \sqrt{\frac{10}{4}} = \frac{\sqrt{10}}{2}
10\sqrt{10} は約 3.163.16 なので、標準偏差は約 1.581.58 です。
問題文に「根号の中は整数にしてください」とあるので, s=2.5=52s = \sqrt{2.5} = \sqrt{\frac{5}{2}} のままが正しいです。

3. 最終的な答え

(1) 平均値: 33
(2) 偏差の表:
x | 1 | 1 | 2 | 3 | 3 | 4 | 4 | 6 | 合計
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---
偏差 | -2 | -2 | -1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0
(3) 分散: 2.52.5
(4) 標準偏差: 2.5\sqrt{2.5} または 52\sqrt{\frac{5}{2}}

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