A, Bの2人がじゃんけんをする。どちらかが先に3回勝った時点でゲームを終了する。引き分けはないものとする。このとき、勝負の分かれ方は何通りあるか。

確率論・統計学確率場合の数組み合わせ
2025/5/30

1. 問題の内容

A, Bの2人がじゃんけんをする。どちらかが先に3回勝った時点でゲームを終了する。引き分けはないものとする。このとき、勝負の分かれ方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

Aが勝つ場合とBが勝つ場合で場合分けして考える。
引き分けがないので、3回勝つまでの回数は3回, 4回, 5回のいずれかである。
(1) 3回で勝負が決まる場合
Aが3連勝するか、Bが3連勝する場合の2通り。
(2) 4回で勝負が決まる場合
Aが勝つ場合: 3回目にAが2勝し、4回目にAが勝つ。つまり、3回目までにAが2勝1敗している必要がある。この場合の数は3C2=3{}_3C_2 = 3 通り。
Bが勝つ場合: 3回目までにBが2勝1敗し、4回目にBが勝つ。同様に3C2=3{}_3C_2 = 3 通り。
合計で 3+3=63 + 3 = 6通り。
(3) 5回で勝負が決まる場合
Aが勝つ場合: 4回目までにAが2勝2敗し、5回目にAが勝つ。つまり、4回目までにAが2勝2敗している必要がある。この場合の数は4C2=6{}_4C_2 = 6 通り。
Bが勝つ場合: 4回目までにBが2勝2敗し、5回目にBが勝つ。同様に4C2=6{}_4C_2 = 6 通り。
合計で 6+6=126 + 6 = 12通り。
したがって、勝負の分かれ方は、(1), (2), (3)の場合を合計して 2+6+12=202 + 6 + 12 = 20 通り。

3. 最終的な答え

20通り

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