円 $x^2 + y^2 - y = 0$ と直線 $ax + y - a = 0$ が異なる2点P, Qで交わるとする。 (1) 円の中心と半径を求めよ。 (2) $a$ の値の範囲を求めよ。 (3) 線分PQの長さが $\frac{\sqrt{2}}{2}$ となるような $a$ の値を求めよ。
2025/5/31
1. 問題の内容
円 と直線 が異なる2点P, Qで交わるとする。
(1) 円の中心と半径を求めよ。
(2) の値の範囲を求めよ。
(3) 線分PQの長さが となるような の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 円の方程式を変形して中心と半径を求める。
よって、円の中心は で、半径は である。
(2) 円と直線が異なる2点で交わる条件は、円の中心と直線の距離 が半径 より小さいことである。つまり、 が成り立つ。
円の中心 と直線 の距離 は、
より、
両辺を2倍して、
両辺を2乗して、
(3) 線分PQの長さが であるとき、。円の中心をCとすると、線分PQの中点をMとすると、直角三角形CPMにおいて、 (半径), 。
したがって、。
.
.
直線と円の中心との距離 .
両辺を2乗すると
または
であるから、どちらも条件を満たす。
3. 最終的な答え
(1) 円の中心: 、半径:
(2)
(3)