次の関数の $x=0$ におけるテイラー展開(マクローリン展開)を求め、また、収束域を求める。 (1) $\cosh x$ (2) $\sinh x$ (3) $\frac{1}{1-x}$ (4) $\frac{1}{1+x}$ (5) $\log(1+x)$ (6) $\frac{1}{1+x^2}$ (7) $\arctan x$ (8) $e^x$ (9) $\sin x$ (10) $\cos x$
2025/5/31
1. 問題の内容
次の関数の におけるテイラー展開(マクローリン展開)を求め、また、収束域を求める。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
2. 解き方の手順
マクローリン展開は、テイラー展開において とした場合である。すなわち、関数 のマクローリン展開は次の式で与えられる。
収束半径を求めるには、比テスト、ルートテストなどを適用する。
今回は既知のマクローリン展開を利用していく。
(1)
より、
収束域は .
(2)
収束域は .
(3)
収束域は すなわち .
(4)
収束域は すなわち つまり .
(5)
のとき より .
よって
収束域は .
(6)
収束域は すなわち つまり , .
(7)
のとき より .
よって
収束域は .
(8)
収束域は .
(9)
収束域は .
(10)
収束域は .
3. 最終的な答え
(1) , 収束域:
(2) , 収束域:
(3) , 収束域:
(4) , 収束域:
(5) , 収束域:
(6) , 収束域:
(7) , 収束域:
(8) , 収束域:
(9) , 収束域:
(10) , 収束域: