三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたときに、指定された辺の長さを求めます。 (1) $b = 4, c = \sqrt{3}, A = 30^\circ$ のとき、$a$ を求めます。 (2) $a = \sqrt{3}, c = \sqrt{6}, B = 135^\circ$ のとき、$b$ を求めます。 (3) $a = 3\sqrt{3}, b = 2, C = 150^\circ$ のとき、$c$ を求めます。

幾何学三角形余弦定理辺の長さ
2025/5/31
はい、承知しました。数学の問題を解きます。

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたときに、指定された辺の長さを求めます。
(1) b=4,c=3,A=30b = 4, c = \sqrt{3}, A = 30^\circ のとき、aa を求めます。
(2) a=3,c=6,B=135a = \sqrt{3}, c = \sqrt{6}, B = 135^\circ のとき、bb を求めます。
(3) a=33,b=2,C=150a = 3\sqrt{3}, b = 2, C = 150^\circ のとき、cc を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理を用いて aa を求めます。
余弦定理は a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos{A} です。
与えられた値を代入すると、
a2=42+(3)2243cos30a^2 = 4^2 + (\sqrt{3})^2 - 2 \cdot 4 \cdot \sqrt{3} \cos{30^\circ}
a2=16+38332a^2 = 16 + 3 - 8\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}
a2=198332=1912=7a^2 = 19 - 8\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 19 - 12 = 7
a=7a = \sqrt{7}
(2) 余弦定理を用いて bb を求めます。
余弦定理は b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac\cos{B} です。
与えられた値を代入すると、
b2=(3)2+(6)2236cos135b^2 = (\sqrt{3})^2 + (\sqrt{6})^2 - 2 \cdot \sqrt{3} \cdot \sqrt{6} \cos{135^\circ}
b2=3+6218(22)b^2 = 3 + 6 - 2\sqrt{18} \cdot (-\frac{\sqrt{2}}{2})
b2=9232(22)=9+6=15b^2 = 9 - 2 \cdot 3\sqrt{2} \cdot (-\frac{\sqrt{2}}{2}) = 9 + 6 = 15
b=15b = \sqrt{15}
(3) 余弦定理を用いて cc を求めます。
余弦定理は c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos{C} です。
与えられた値を代入すると、
c2=(33)2+222332cos150c^2 = (3\sqrt{3})^2 + 2^2 - 2 \cdot 3\sqrt{3} \cdot 2 \cos{150^\circ}
c2=27+4123(32)c^2 = 27 + 4 - 12\sqrt{3} \cdot (-\frac{\sqrt{3}}{2})
c2=31+12332=31+18=49c^2 = 31 + 12\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 31 + 18 = 49
c=7c = 7

3. 最終的な答え

(1) a=7a = \sqrt{7}
(2) b=15b = \sqrt{15}
(3) c=7c = 7

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