$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ のうち、1つの値が与えられたときに、残りの2つの値を求める問題です。ただし、$\theta$ の動径が含まれる象限が指定されています。ここでは、(1)から(4)の問題のうち(1)と(2)を解きます。

幾何学三角比三角関数象限sincostan
2025/6/2

1. 問題の内容

sinθ\sin \theta, cosθ\cos \theta, tanθ\tan \theta のうち、1つの値が与えられたときに、残りの2つの値を求める問題です。ただし、θ\theta の動径が含まれる象限が指定されています。ここでは、(1)から(4)の問題のうち(1)と(2)を解きます。

2. 解き方の手順

(1) sinθ=34\sin \theta = \frac{3}{4} (第2象限)
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 より、cos2θ=1sin2θ\cos^2 \theta = 1 - \sin^2 \theta
cos2θ=1(34)2=1916=716\cos^2 \theta = 1 - (\frac{3}{4})^2 = 1 - \frac{9}{16} = \frac{7}{16}
cosθ=±716=±74\cos \theta = \pm \sqrt{\frac{7}{16}} = \pm \frac{\sqrt{7}}{4}
θ\theta は第2象限にあるので、cosθ<0\cos \theta < 0。よって、cosθ=74\cos \theta = -\frac{\sqrt{7}}{4}
tanθ=sinθcosθ=3474=37=377\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{\frac{3}{4}}{-\frac{\sqrt{7}}{4}} = -\frac{3}{\sqrt{7}} = -\frac{3\sqrt{7}}{7}
(2) sinθ=1213\sin \theta = -\frac{12}{13} (第3象限)
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 より、cos2θ=1sin2θ\cos^2 \theta = 1 - \sin^2 \theta
cos2θ=1(1213)2=1144169=25169\cos^2 \theta = 1 - (-\frac{12}{13})^2 = 1 - \frac{144}{169} = \frac{25}{169}
cosθ=±25169=±513\cos \theta = \pm \sqrt{\frac{25}{169}} = \pm \frac{5}{13}
θ\theta は第3象限にあるので、cosθ<0\cos \theta < 0。よって、cosθ=513\cos \theta = -\frac{5}{13}
tanθ=sinθcosθ=1213513=125\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{-\frac{12}{13}}{-\frac{5}{13}} = \frac{12}{5}

3. 最終的な答え

(1) cosθ=74\cos \theta = -\frac{\sqrt{7}}{4}, tanθ=377\tan \theta = -\frac{3\sqrt{7}}{7}
(2) cosθ=513\cos \theta = -\frac{5}{13}, tanθ=125\tan \theta = \frac{12}{5}

「幾何学」の関連問題

xy平面上の次の直線のベクトル表示を求める問題です。 (1) $y = -3x + 1$ (2) $y = x + 1$ と直交し、点 $(2, 1)$ を通る直線 (3) x軸とのなす角が $60^...

ベクトル直線ベクトル方程式対称点
2025/6/6

(1) 2点 $(3, 1)$ と $(-1, 4)$ を通る直線 $l$ のベクトル表示を求めます。 (2) 直線 $l$ の法線ベクトルを1つ求めます。 (3) 点 $(5, -1)$ を通り、$...

ベクトル直線ベクトル方程式法線ベクトル
2025/6/6

(1) 点 A($a_1, a_2$)、B($b_1, b_2$) が与えられたとき、ベクトル$\overrightarrow{AB}$ の成分表示を求める。 (2) 点 A($a_1, a_2$)、...

ベクトル座標ベクトルの成分表示重心ベクトルの長さ単位ベクトルベクトルの演算
2025/6/6

問題3-1は、2点を通る直線のベクトル表示、その直線の法線ベクトル、およびその直線に垂直な直線のベクトル方程式を求める問題です。問題3-2は、与えられた条件を満たす直線のベクトル表示を求める問題です。

ベクトル直線ベクトル方程式法線ベクトル方向ベクトル
2025/6/6

(1) 2点(3,1), (-1,4)を通る直線 $l$ のベクトル表示を求めます。 (2) 直線 $l$ の法線ベクトルを一つ求めます。 (3) 点(5,-1)を通り、$l$に垂直な直線 $m$ の...

ベクトル直線法線ベクトルベクトル方程式
2025/6/6

(1) 2点(3, 1), (-1, 4)を通る直線 $l$ のベクトル表示を求めます。 (2) 直線 $l$ の法線ベクトルを一つ求めます。 (3) (5, -1)を通り、$l$ に垂直な直線 $m...

ベクトル直線ベクトル表示法線ベクトルベクトル方程式対称点距離
2025/6/6

複素数平面上の3点 $\alpha = 1 + i$, $\beta = 3 + 2i$, $\gamma$ が正三角形の頂点となるような $\gamma$ を求める。

複素数平面正三角形複素数幾何
2025/6/6

点P(3, -1)に対して、(1) x軸に関して対称な点Q、(2) y軸に関して対称な点R、(3) 原点に関して対称な点Sの座標を求める問題です。

座標対称移動x軸y軸原点
2025/6/6

与えられた4つの点の座標が、それぞれどの象限に位置するかを答える問題です。

座標平面象限座標
2025/6/6

問題は、点P(3, -1)に対して、以下の点の座標を求める問題です。 (1) x軸に関して対称な点Q (2) y軸に関して対称な点R (3) 原点に関して対称な点S

座標平面対称移動点の座標
2025/6/6