平行四辺形となるためには、向かい合う辺が平行で長さが等しい必要があります。
与えられた3点 P, Q, R から考えられる平行四辺形は3種類あります。それぞれの場合について、残りの頂点の座標を求めます。
(1) PQを1つの辺とする場合:
このとき、残りの頂点をSとすると、PS=QR または PS=RQ が成り立ちます。 QR=(4−3,1−(−2))=(1,3) より、PS=(1,3) となる S は S=(1+1,2+3)=(2,5) です。 RQ=(3−4,−2−1)=(−1,−3) より、PS=(−1,−3) となる S は S=(1−1,2−3)=(0,−1) です。 このとき、PQRSが平行四辺形となるのは、PS=QRのときなので、S(2, 5)です。 別のパターンとして、SPQRが平行四辺形となる時を考えると、PQ=RSより、 PQ=(3−1,−2−2)=(2,−4)より、S=(4−2,1−(−4))=(2,5). 以上より、この場合のSは(2, 5)と(0, -1)があります。
(2) PRを1つの辺とする場合:
このとき、残りの頂点をTとすると、PT=RQ または PT=QR が成り立ちます。 RQ=(3−4,−2−1)=(−1,−3) より、PT=(−1,−3) となる T は T=(1−1,2−3)=(0,−1) です。 QR=(4−3,1−(−2))=(1,3) より、PT=(1,3) となる T は T=(1+1,2+3)=(2,5) です。 このとき、PRTQが平行四辺形となるのは、PT=QRのときなので、T(2, 5)です。 別のパターンとして、TPRQが平行四辺形となる時を考えると、PR=QTより、 PR=(4−1,1−2)=(3,−1)より、T=(3−3,−2−(−1))=(0,−1). 以上より、この場合のTは(0, -1)と(2, 5)があります。
(3) QRを1つの辺とする場合:
このとき、残りの頂点をUとすると、QU=RP または QU=PR が成り立ちます。 RP=(1−4,2−1)=(−3,1) より、QU=(−3,1) となる U は U=(3−3,−2+1)=(0,−1) です。 PR=(4−1,1−2)=(3,−1) より、QU=(3,−1) となる U は U=(3+3,−2−1)=(6,−3) です。 このとき、QRPUが平行四辺形となるのは、QU=PRのときなので、U(6, -3)です。 別のパターンとして、UQRPが平行四辺形となる時を考えると、QR=PUより、 QR=(4−3,1−(−2))=(1,3)より、U=(1+1,2+3)=(2,5). 以上より、この場合のUは(6, -3)と(2, 5)があります。
PQ=(2,−4), PR=(3,−1), QR=(1,3) 残りの頂点をX(x, y)とする。
Pを始点とすると、PX=PR+PQ=(5,−5)となり、X(6, -3) Qを始点とすると、QX=QP+QR=(−2,4)+(1,3)=(−1,7)となり、X(2, 5) Rを始点とすると、RX=RQ+RP=(−1,−3)+(−3,1)=(−4,−2)となり、X(0, -1)