実数 $x$, $y$ に対して、「$xy > 0$ である」ことは「$x$, $y$ が共に正である」ための何条件か(必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない)を答える問題です。

代数学不等式条件論理
2025/6/1

1. 問題の内容

実数 xx, yy に対して、「xy>0xy > 0 である」ことは「xx, yy が共に正である」ための何条件か(必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない)を答える問題です。

2. 解き方の手順

まず、「xx, yy が共に正である」を条件A、「xy>0xy > 0 である」を条件Bとします。
(1) 条件A     \implies 条件B が成り立つか検証します。
xxyyが共に正の数のとき、xyxy は正の数なので、xy>0xy > 0 が成り立ちます。したがって、条件Aは条件Bの十分条件です。
(2) 条件B     \implies 条件A が成り立つか検証します。
xy>0xy > 0 であるとき、xxyyは同符号である必要があります。つまり、x,yx, y 共に正であるか、x,yx, y 共に負であるかのどちらかです。したがって、xy>0xy > 0 であっても、x,yx, y が共に正であるとは限りません。例えば、x=1x = -1, y=1y = -1 のとき、xy=1>0xy = 1 > 0 ですが、xxyyは共に正ではありません。したがって、条件Bは条件Aの必要条件ではありません。
以上より、「xy>0xy > 0 である」ことは「xx, yy が共に正である」ための十分条件であるが必要条件ではありません。

3. 最終的な答え

(2) 十分条件であるが必要条件でない

「代数学」の関連問題

次の2つの方程式を解く問題です。 (1) $x^2 + 6x + 9 = 0$ (2) $4x^2 - 12x + 9 = 0$

二次方程式因数分解方程式
2025/6/4

与えられた3次式 $x^3 - 6x^2 + 11x - 6$ を因数分解してください。

因数分解三次式因数定理
2025/6/4

3次方程式 $x^3 - 2x^2 + x + 4 = 0$ を解く問題です。

方程式3次方程式因数分解解の公式複素数
2025/6/4

与えられた二次方程式を解の公式を用いて解きます。方程式は以下の3つです。 (1) $2x^2 + 5x + 1 = 0$ (2) $x^2 - 8x + 16 = 0$ (3) $2x^2 - 3x ...

二次方程式解の公式判別式複素数
2025/6/4

与えられた方程式は、$6w + 10w = w$ です。この方程式を解いて、$w$の値を求めます。

一次方程式方程式の解法代数
2025/6/4

与えられた7つの行列の行列式を計算します。

行列式線形代数2x2行列3x3行列サラスの公式
2025/6/4

与えられた式は $y = -9 - \frac{5}{4}x$ です。 この式は、傾きとy切片の形をした一次方程式です。

一次方程式傾きy切片
2025/6/4

階差数列 $b_n$ を持つ数列 $a_n$ において、$n \geq 2$ のときに求めた一般項が $n=1$ で成立しない例を一つ挙げ、そのような例に見られる特徴をまとめる。

数列階差数列一般項数列の定義
2025/6/4

実数 $b > 0$ に対して、以下の3つの不等式を満たすような $a > 0$ を1つ見つける問題です。 (1) $5a \le b$ (2) $4a^2 + 3a \le b$ (3) $3a^3...

不等式二次不等式三次不等式代数
2025/6/4

問題は、$a \neq 0$ のとき、以下の行列の逆行列を求めることです。 (1) $ \begin{pmatrix} a & 1 & 1 \\ 0 & a & 1 \\ 0 & 0 & a \end...

線形代数行列逆行列行列式
2025/6/4