12本の同じ鉛筆を4人で分ける場合の数を求める問題です。 (1) 鉛筆をもらえない人がいても良い場合と、(2) どの人も必ず1本はもらえる場合について、それぞれの場合の数を求めます。
2025/6/1
1. 問題の内容
12本の同じ鉛筆を4人で分ける場合の数を求める問題です。
(1) 鉛筆をもらえない人がいても良い場合と、(2) どの人も必ず1本はもらえる場合について、それぞれの場合の数を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 鉛筆をもらえない人がいても良い場合
これは、12個の同じものを4人で分ける重複組み合わせの問題です。
仕切りを3つ用意し、12個の鉛筆と3つの仕切りの合計15個のものを並べる順列を考えます。
4人に分けるということは、3つの仕切りで区切ることを意味します。
このとき、並び方は、15個の中から仕切りの場所3つを選ぶ組み合わせの数になります。
したがって、場合の数は、で計算できます。
(2) どの人も必ず1本はもらえる場合
まず、4人全員に1本ずつ鉛筆を配ります。すると、残りの鉛筆は12 - 4 = 8本となります。
この残りの8本の鉛筆を、4人で分けることを考えます。このとき、鉛筆をもらえない人がいても良いので、(1)と同じように重複組み合わせの問題として考えられます。
8個の鉛筆と3つの仕切りの合計11個のものを並べる順列を考えます。
11個の中から仕切りの場所3つを選ぶ組み合わせの数になります。
したがって、場合の数は、で計算できます。
3. 最終的な答え
(1) 455通り
(2) 165通り